これは、通信制高校に対するよくある質問や疑問です。
当ページでは、通信制高校にまつわる疑問、よくある質問、悩んでいることについてとことんお答えします。
私はこれまで述べ1500名以上の入学相談に答えてきました。
学校説明会では100名以上の来校者へ説明したり、個別相談では2時間近く生徒の親と話し合い、子供の悩み、学校の不安について対応してきました。
上記のようなよくある質問は保護者の方の質問の中でも大変よくお聞きした質問内容でした。
しかし、多種多様なこの世代、また多感な時期の生徒、子供なため同じような質問ばかりではありませんでした。
そこで今回、特によくある質問や疑問や悩み、不安について取り上げ、通信制高校Q&A形式で書きました。
今の通信制高校のリアルな状況も踏まえ、決してポータルサイトの情報ではない、通信制高校の中にいた者が答えるよくある質問に対しての回答です。
非常にボリュームが多いため、気になる質問は目次からすぐ見れるように設定されています。
ぜひ、あなたの疑問に思うことからご覧ください。
- 仕組み・システムについて
- 学費について
- レポートについて
- スクーリングについて
- 入学・転入・編入について
- サポート校の仕組みについて
- 卒業後について
- 学校生活について
通信制高校の仕組み・システムについて
ここからは通信制高校の仕組み・システムについて、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
全日制高校との卒業資格は違いますか?
通信制高校の卒業資格は全日制高校、定時制高校高校と全く変わりない高卒資格になります。
卒業資格に変わりがないことは、学校教育法の第一条に記載があり、通信制高校、定時制高校、全日制高校ともに一条校のため高校卒業資格が同じとなります。
単位制とはどんな高校ですか?
多くの通信制高校は単位制高校です。
単位制高校では、修得した単位が卒業要件に満たしていれば卒業資格を取得できます。
科目ごとに単位が決められており、必修科目を含め74単位を修得していることが条件です。
単位制高校と比較されるのが学年制高校で多くの全日制高校が学年制にあたります。
朝から夕方まで授業を受け、出席日数と試験で単位を修得していきます。
どうすれば単位を修得できますか?
通信制高校で単位を修得するためには、レポート、スクーリング、試験をクリアするとその単位認定がされます。
このレポート、スクーリング、試験が欠けていまうと単位修得はできません。
どうすれば卒業できますか?
通信制高校では、3年間の在籍期間、74単位以上の修得で卒業することができます。
在籍期間は前籍校の期間も含まれ、前籍校で修得した単位も引き継げます。
留年はありますか?
通信制高校は単位制高校のため、留年という概念はありません。
留年がないかわりに、3年間で74単位以上の修得ができなかった場合は4年、5年という形で卒業が伸びます。
何年在籍できますか?
在籍期間に決まりを置いていない通信制高校と、6年といったようにある一定の期間と定めている通信制高校があります。
学校によって違いがあるため、詳しくは入学検討している学校に資料請求後、お問い合わせください。
どれくらいのペースで通学すればいいですか?
通信制高校によって違いがありますが、月2、3回通学するタイプの学校や、ある期間集中的にスクーリングを通学とする学校があります。
通学に不安な場合でも、インターネットを使った視聴報告で授業時間が減免され集中スクーリング期間を短縮することもできます。
通学が困難、不安な生徒も無理なく通学することで単位を取得していくことができます。
2学期制とはどういう制度ですか?
前期(4月〜9月)後期(10月〜3月)で単位を認定していく制度です。
通信制高校の中には、4月入学、10月入学制をとっている学校があります。
通信制高校のサポート校とは何が違いますか?
サポート校は通信制高校で出されたレポートの学びの支援を行う学習センターとしての役割があり、正しくは『学校』ではありません。
通信制高校に付随する形で『◯◯高等学院』や『◯◯キャンパス』といった名称で運営されていることが多いです。
技能連携校とは何ですか?
技能連携校とは通信制高校に在学する生徒が都道府県指定の技能教育施設で教育を受ける学校のことです。
技能教育施設で学習した一部は卒業単位として認められます。
高等専修学校と高校は何が違うのですか?
専修学校が中卒対象に設置した高等課程を高等専修学校といいます。
普通科目ではない専門的な分野を学ぶことができます。
高等専修学校は高等学校ではないので高校卒業資格は取得できません。
そこで多くの高等専修学校では修得した単位を高卒単位として利用できる技能連携校とすることで専修学校だけでなく高卒資格を取得できます。
勉強とやりたいことの両立は可能ですか?
もちろん可能です。
元は仕事など働いている方が並行して高校卒業資格を取得するために設置された学校です。
近年ではスポーツや芸能活動といった学業以外に様々な活動をしている方も増えています。
通信制高校のいまは、そのようなスポーツや芸能活動をしながら勉強の両立で卒業資格を取得していくことか可能です。
高校卒業資格以外の資格は取得することはできますか?
できます。
通信制高校の中では差別化としてパソコン資格や福祉系の資格などを授業の一環として取り入れている学校もあります。
また、高等専修学校では専門分野の学習をするため大学、専門学校で取得していく資格にも早くからチャレンジできます。
通信制高校の学費について
ここからは、通信制高校の学費について元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
学費はいくらかかりますか?
通信制高校の学費は公立、私立高校で違います。
詳しくは検討している資料請求後、学校説明会や体験入学で担当者に詳しくお聞きください。
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全日制高校と同じ無償化されますか?就学支援金とはなんですか?
通信制高校も全日制高校と同じく授業料の無償化されます(いわゆる就学支援金というものです)
全日制高校と同じで世帯の所得割学の金額でで加算支給や助成が受けられいケースもあります。
単位制通信制高校の場合は、単位数での支給(1単位4812円)となります。
教材費はいくらかかりますか?
通信制高校に限らず授業料の他に教材費がかかります。
主な教材はレポート代や普通科目の教科書で、体操服や上履きなどはない学校がほとんどです。
専門コースなどに入学する場合は専門授業で使用する道具、教具が別途必要になる場合があります。
スクーリング費はいくらかかりますか?
スクーリング会場が近隣の場合はそこまでの交通費で済みますが、沖縄や北海道での集中スクーリングの場合は費用負担が増えます。
交通費として飛行機などの渡航費、生活をするうえで必要な食費と宿泊費、スクーリングでの授業料などがかかる場合があります。
遠方でのスクーリングの場合は渡航費から宿泊費などがすべてセットになっていることが多いです。
奨学金制度はありますか?
通信制高校も全日制高校と同じ高等学校のため、奨学金制度を受けることができます。
お住まいの自治体には独自の奨学制度や貸付制度がありますので、進学する上でどのような制度があるのか都道府県に確認しましょう。
通信制高校のレポートについて
通信制高校:レポートここからは通信制高校の中でも卒業の必須要件の一つになっているレポートについて、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
レポートとはなんですか?
通信制高校を卒業する上で必須の学習です。
高校卒業するための必須科目(国語、数学、理科、社会、英語、体育、芸術、家庭、情報など)を中心に科目にあったレポートがあります。
科目には単位数が決まっているため、単位数に合わせたレポート枚数になっています。
原則、自学自習で回答をしていくものです。
最近ではタブレットなどでマーク式でレポートを作成する学校や、紙に記述して提出する学校もあります。
レポートには提出期限があります。
提出期限を過ぎると点数がつかないなどのデメリットがあるので注意が必要です。
レポートでわからないことがあったらどうしたらいいですか?
先生に聞くことが可能です。
通信制高校では自宅学習でレポートを完成させますが、レポートがわからない場合は学校の先生に電話メール、直接問い合わせることができます。
放送授業で学習サポートを行っている学校もあります。
勉強に自信がないけどサポートしてくれますか?
サポートしれもらえます。
通信制高校には学習支援を目的としたサポート校を設置している学校もあります。
サポート校では学校以上の手厚い支援を受けることができるため、勉強が苦手でもサポートしてもらいながら単位を修得していくことができます。
通信制高校のスクーリングについて
ここからは通信制高校の中で最も大きな役割となり、かつ卒業要件の大切な1つとなるスクーリングについて、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
スクーリングとはなんですか?
通信制高校ではレポート、試験の他、面接指導が卒業要件として必須です。
この面接指導のことをスクーリングといいます。
スクーリングの時間数は科目の単位ごとに定められています。
例えば1単位を修得するには必要な枚数のレポート提出とセットで50分間のスクーリング時間を履修しなければいけません。
スクーリングに行かなくても卒業できますか?
上記の通り通信制高校では必須になっているためスクーリング不参加で高校卒業資格を取得することはできません。
スクーリングでは時間割の中で単位数に応じた授業参加が求められます。
そのため、スクーリングにすべて参加できなくても参加状況によっては認められる単位もあります。
スクーリングはどこで行われるのですか?
住むエリア近くにスクーリング会場がある学校もあれは、沖縄や北海道など遠隔地が本校の場合、集中的に本校でスクーリングを行う学校もあります。
集中スクーリングだけでも卒業できますか?
スクーリングだけでは高卒はできません。
集中スクーリングが卒業には必須なので、集中スクーリングに参加の他、対象のレポート、試験のクリアができれば高校卒業することができます。
通信制高校の入学・転入・編入について
ここからは通信制高校に入るにはどうしたら良いのか入学方法および高校に通っている方からの転入、学校を辞めてしまって再入学したい方への編入について、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
入学するのに入試はありますか?
通信制高校には入試があります。
対象は中学校3年生を対象にした新入学生入試、高校を転校する転入、学校退学者が新たに高校に入る編入に関しても同様に入学試験を設けています。
誰でも入学できますか?不合格になる場合はありますか?
通信制高校には入学試験で学力試験を設けている学校はなく、いわゆる高校の偏差値はあるかというと偏差値という概念がありません。
それは、通信制高校には不登校経験者などでも入学できるという低いハードルを設けているからです。
しかし、誰でも入学できるわけではなく入試で不合格になる生徒もいます。
素行の悪さや、高卒を全く目指していない、通信制高校の規則に従えないといった生徒は不合格になる場合もあります。
中学校の調査書や報告書、卒業証明書は必要ですか?
必要です。
中学校3年生から新入学で通信制高校に入学する場合、中学校で発行される調査書、卒業証書が必要です。
転入、編入の場合は書類として現高校の在学証明書、成績単位修得証明書が必要です。
不登校でも入学することはできますか?
できます。
通信制高校には学校に馴染めない、学習不安による不登校生でも入学できるような配慮がされています。
不登校によるこれまでの評価をせず、これからの高校生活や卒業資格を取得していく意欲を評価して合否を決定します。
特別支援学校卒業後に入学できますか?
できますが注意が必要です。
通信制高校は前述したとおりこれからの高校生活や学習意欲を評価し合否を決定しています。
当然特別支援学校だからといって不合格対象にはなりませんが、通信制高校は原則自学自習です。
レポートは自発的に学習しなくていけなく、スクーリングでも意欲的に参加しなければ卒業ができません。
これまで特別支援学校で受けていた手厚い支援と比較して環境がかなり違うため、親のサポートや、通信制高校が設置するサポート校での支援が必要になる場合があります。
健康に不安がありますが入学できますか?
できる場合もありますが、注意が必要です。
通信制高校は自学自習で通学がないため健康に不安がある場合でも入学し卒業資格を目指すことができます。
県外からでも入学できますか?
広域通信制高校であれば可能です。
通信制高校は広域通信制高校と狭域通信制高校に別れます。
広域通信制高校の場合は全国どこからでも入学することが可能ですが、狭域通信制高校の場合、入学できる県が限られます。
詳しくは通信制高校を資料請求をして担当者に問い合わせし確認しましょう。
現在他の学校に通学していますが転校できますか?
転入学としてできます。
全日制高校からの転入も定時制高校からの転入も通信制高校からの転入も可能です。
ただ、時期だけに関しては年度末で単位の取得ができるようであれば年度変わりの3月まで現高校に在籍し、4月より転入することをおすすめします。
高校を中退していますが入学できますか?
編入学としてできます。
ただし高校を退学した場合は転入と違いいつでも入学が可能というわけではなく原則4月入学に合わせ入試を行い入学という流れになります。
前期後期制をとっている学校では10月入学がある学校や、その他に入学できる時期がある通信制高校もあります。
詳しくは担当者にご相談ください。
すでに高校を卒業していますが入学できますか?
できません。
残念ながら高校は大学と違い、卒業してしまうともう一度入学することはできません。
高校卒業資格がを取得している場合、上級学校である専門学校や大学などで新たに学ぶことができます。
入学できる年齢制限はありますか?
ありません。
中学校を卒業してから何歳でも入学することができます。
私立の通信制高校の場合、年齢平均はだいたい18歳のため、他の高校とほぼ変わりありません。
中3からでも入学することはできますか?
もちろんできますし、いま中学校3年生から通信制高校への入学は増えています。
元は学校に行けない転校の学校、働きながら高卒を取る学校が通信制高校でしたが、今は学校にうまく馴染めなく進学することに不安を抱えている中3生の進学先として入学されています。
サポート校の仕組みについての質問
ここからは通信制高校の中でも近年開校しているところが多いサポート校の仕組みなどの質問について、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
サポート校に入れば高卒資格が取れますか?
サポート校だけでは高卒資格は取れません。
サポート校は通信制高校に入学した生徒がレポートや生活面で自己管理が難しい生徒に対し支援する教育センターとしての役割を担い、学校ではありません。
あくまでもサポート校で学習の支援を受け通信制高校でレポート、スクーリング、試験に合格するサポートをしています。
入れる年齢制限はありますか?
原則ありません。
ただし、前述した通り通信制高校と同時期に入学してくるため、私立の通信制高校では年齢層はほぼ他の高校と同じ年齢層になります。
県外でも入学できますか?
できます。
地元の学校では自分のことを知っているので遠方の通信制高校、サポート校に入学したいと通っている生徒も中にはいます。
学びたいコースなどが地元にない場合でも親に最寄りの駅まで車で送ってもらい電車で通っている生徒もいます
サポート校には試験がありますか?
通信制高校と同じ入学試験となります。
サポート校の願書をもらい書類選考に加え面接や筆記試験や作文で判定される場合があります。
原則不合格を出すための入試ではないためあくまでも試験は基本的な学力の確認で面接では通信制高校やサポート校の理解や意欲を質問されます。
サポート校は毎日通学しなければいけませんか?
サポート校への通学ペースはあなたが選択することができます。
週1日通学、週2日通学、週3日通学、週5日通学(毎日通学)とあなたが通えるペースを選択することができます。
たとえ週5日通学を選択していて通えなくても、サポート校の授業参加は出席日数ではないため不登校で学校に通うのに不安な生徒にもおすすめです。
サポート校の授業料はいくらですか?
サポート校に通う日数によって授業料は変わります。
また、選択するコースによっては普通科目以外の講師から教えてもらうことになるので別途授業料がかかります。
教材費についても専門的なコースを選択するとそのコース教具に対する費用がかかります。
サポート校でも大学進学は可能ですか?
可能ですが、進学支援に特徴があるサポート校の選択をおすすめします。
サポート校では原則、通信制高校で出されるレポート提出を支援してくれます。
レポートは高卒資格に必要なレベルの学習のため、あなたの希望する大学に進学するうえではより高いレベルの学習が必要かもしれません。
サポート校には進学コースを設置しているところもあり、レポートだけでなく進学に必要な学習支援を受けられるサポート校があるます。
その場合は進学に強いサポート校を選択しましょう
サポート校ではどんな授業が行われていますか?
サポート校の授業は全日制高校よりも少人数で授業が行われています。
レポートができるように細かな支援を受けることができます。
また、専門的なコースを洗濯した場合、専門学校の講師やプロから全日制高校では受けることのできないオリジナリティあふれる授業を受けることができます。
授業のカリキュラムが独自で組むことができるのがサポート校の特徴です。
通信制高校卒業後について
ここからは特に不安から入学相談会でも質問が多く殺到する通信制高校卒業後について、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
進路指導は充実していますか?
進路サポートはまだ発展途上だといえます。
通信制高校では高卒資格を取得することを目標としている生徒が入学する学校だったため、学習指導に力を入れている学校が多いです。
今後は卒業後のサポートとして進学や就職など進路のサポートに力を入れ入学し卒業するだけの目標から、次へのステップを目標にした進路サポートになっていくはずです。
進学や就職に不利になることはありますか?
ありません。
通信制高校の卒業資格は全日制高校と全く変わることのない1条校です。
進学については通信制高校では指定校推薦をもっている学校もあるため状況によっては全日制高校よりメリットがあるケースもあります。
就職についても人材不足、専門的な知識をもつ通信制高校への求人も今後さらに広まっていくはずです。
卒業後に進学することはできますか?
できます。
進学サポートに強い通信制高校・サポート校もあるなど、進学に力を入れている学校は多いです。
また通信制高校には指定校推薦枠をもっている学校もあるため、進学を有利に進めることもできます
卒業後に就職することはできますか?
就職することはできます。
現在の日本は経済も安定し求人倍率も上がり、人材不足の時代に入りました。
大学生・専門学生の採用は飽和状態にあり採用担当が目を輝かせているのは高卒求人です。
現在は、採用担当も通信制高校がこれほどまで生徒数がいることの理解がまだまだのところがあります。
しかし、生徒数の多さや普通科目だけでなく専門的な知識を身につけている通信制高校の生徒への力を高く評価してもらえる日は近いです。
卒業後にプロとしてデビューできますか?
できます。
通信制高校は勉強と芸能活動を両立できるため全日制高校以上に活動に専念することができます。
専門コースを選択しプロの講師から学ぶことで卒業後ミュージシャン、声優、アニメーター、ゲームクリエイターなど幅広く活躍している生徒もいます。
ただし、専門コースに入ったら必ずプロになれる訳ではありません。
プロの講師から多くを学び、自分でも活動に励むことで夢をつかんでいる生徒も多く存在します。
通信制高校の学校生活について
最後に、通信制高校の学校生活について、元入学担当がよくある質問にお答えしていきます。
担任の先生はいますか?先生に勉強や進学相談できますか?
担任の先生がいて相談できます。
全日制高校同様に通信制高校にも先生がいて勉強や進路についての相談も可能です。
特に学習面においては高校卒業資格を取得するうえでの支援をしてもらうことができます。
進路についてはまだ発展途上ですが、進学を中心に就職支援などこれからバックアップしてもらえる環境が整っていきます。
通学定期は買えますか?
通学する通信制高校のタイプによって購入することができます。
定期購入には各学校の通学証明書で対応してもらえます。
学生定期が購入できないのはサポート校に通う場合、通学ペースが少ない場合です。
校則はありますか?
あります。
校則がないと書かれているサイトなどもありますが、全日制高校と比べ『理不尽な校則』は格段に少ないといえます。
ほとんどの通信制高校では、人に迷惑をかけない、未成年で認められない行為の禁止を中心に主な校則が定められています。
クラブ活動はありますか?
クラブ活動がある学校もあり、強制ではなく入ることができます。
通信制高校が部活として活動するには学校を許可してもらうことで大会などに出場することができます。
通信制高校、全日制高校関係なく競争することも可能です。
サークル活動については許可、届け出もなく生徒主体で立ち上げ活発に活動している学校もあります。
サポート校でも同様にサークル活動など盛んなところもあります
年間イベント・行事はありますか?
あります。
通信制高校やサポート校では、通う生徒が全日制高校と同じような行事を年間行事として予定しています。
入学式や卒業式はもちろん、遠足や学校祭、進路ガイダンスなども年間行事に組まれています。
もちろん参加は絶対ではないので、生徒の体調によって参加ができなくても卒業に関わることはありません。
友達はできますか?
できます。
通信制高校では通学回数が少なく友達ができるか不安という声を聞きますが、問題ありません。
スクーリングで顔を合わせる仲間もいますし、グループワークなどの授業の中で仲良くなれることもあります。
不登校や学校に行けないという不安を抱えている制度でも同じ境遇の仲間に出会うことで仲良くなれます。
専門コースなどの場合、趣味や好きなものが同じ場合もあり話がはずみ友達になることもできます。
寮はありますか?
寮がある通信制高校はあります。
親から離れて一人暮らししたい生徒や、学校が遠くて通えない生徒のために寮がある学校があります。
一人暮らしに不安な生活面や安全面を寮母さんやメンテナンス企業のサポートで学生生活を有意義に過ごすことができます
途中から入学して学校になじめますか?
大丈夫です。
通信制高校は全日制高校とは違い毎日通うタイプではないので、途中入学について気にしている生徒はいません。
また単位制高校のため、習得する単位によってスクーリング授業が分かれるため、カリキュラムによっては授業参加もわかれる場合もあります。
転入や編入が多い学校のため、途中から入ったからといって学校に馴染めないということはありません。
制服はありますか?
制服がある通信制高校も制服がない通信制高校もあります。
元々通信制高校は通学日数が少ないので制服がありません。
通信制高校やサポート校に通う生徒が増え、通う上で制服がほしいという声が上がり学校でも取り入れられるようになりました。
制服はオリジナリティが高いものが多いだけでなく、スカートやパンツなど男女共に選択することができるのも特徴です。
通信制高校Q&Aまとめ
いかがでしたでしょうか、通信制高校のよくある質問をまとめ、Q&A形式でお伝えしてきました。
通信制高校の歴史としては浅いわけではなく昔からあるのですが、この少子化の中でも学校数は急激に増加しています。
高等学校の中でもルールや卒業資格に必要な要件などは全日制高校や定時制高校と違うためわかりづらい部分が多いです。
それでも、通信制高校には可能性がたくさんあります。
大学などへ進学するための再チャレンジ、学校に通うことが不安な生徒の受け皿。
芸能やスポーツなど両立が難しい出席を別の形で補い次のステップにつながる高校卒業資格を取得していく。
そんな通信制高校のよくある質問をご覧いただき少しでも疑問の解決や不安が取り除ければと思います。
これまで通信制高校のよくある質問についてお伝えしてきました。
最後のステップとして、子供をもつ親、生徒本人だけでなく保護者が苦しむ『学校行きたくない・辞めたい悩み』についてお伝えしていきます。
ステップ1:通信制高校の本当のメリット
ステップ2:通信制高校に入るには
ステップ3:失敗しない通信制高校の選び方
ステップ4:通信制高校卒業後の進路
ステップ5:通信制高校のよくある質問
ステップ6:高校辞めたいあなたへ後悔しない選択肢