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通信制高校の卒業後は?将来が不安なあなたへ高卒の進路実績を解説

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通信制高校の卒業後の進学就職。そんな将来に不安を感じていませんか?

全日制高校と違い、自宅学習が原則の通信制高校って卒業後の進路って大丈夫か心配になっている人もいるはずです。

実は通信制高校の卒業後の進路決定率は約60%あり、進学や就職に有利な点があるんです。

なぜなら大学の指定校推薦枠があったり、専門コースで就職に有利な資格を取得できたりするからです。

私は美容の専門コースのあった通信制高校のキャンパス長として、卒業生の就職率100%にした年度もありました。

この記事ではあなたが不安に思っている高校卒業後の将来について、高卒後の進路についてお伝えします。

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通信制高校だと将来が不安

通信制高校の進路リアル通信制高校の進路リアル

結論から言うと、通信制高校を卒業した後は進学も就職もできるので将来を不安になる必要はありません。

文部科学省によるデータ『高等学校教育の現状』によると、通信制高校の卒業後の進路については主に下記通りとなります。

通信制高校主な進路
  • 進学・・・40.5%
  • 就職・・・14.3%
  • 公共職業能力開発施設等入学者・・・1.4%
  • その他・・・43.1%

参考:文部科学省「高等学校教育の現状」

つまり、通信制高校卒業し約6割は新たな道に進んでいるということがわかります。

私が通信制高校で働いていた時にも、進学:就職はほぼ毎年同じくらいの割合で卒業していきました。

年度やその時代の経済状況にもよりますが、おおよそどの通信制高校でも同様の状況になるかと思います。

このデータを目にし、あなたは多いと思いますか?少ないと思いますか?

通信制高校を卒業した後の進路

ここからは、【進学・就職】という具体的な進路についてお伝えします。

ソラマメ
ソラマメ
通信制高校ならではの優位な点を見て、イメージが変わるかもしれません

進学

通信制高校からだと進学できない…。

と不安に思う方もいるかもしれませんが、通信制高校に通う先輩たちは大学・短大・専門学校へ進学しています。

最も大事なのは、通信制高校は全日制高校と同じ一条校なので卒業証書に進学に不利となることは一切ありません。

もちろんセンター試験を受けれますし、私立大学の一般入試も全日制高校生と変わりなく受験できます。

AO入試や推薦での受験も全日制高校と同じ日程、環境の元で受けることができます。

独自の指定校推薦枠

特筆すべき点は、通信制高校には各学校独自の指定校推薦枠をもっています。

全日制高校では一般入試でチャレンジしても厳しいかもしれない学校に、推薦枠で入れることもあります。

受験の面で不利になるばかりか、有利に進学を進めることができるメリットが通信制高校にはあります。

専門学校も同様に、指定校推薦を持っている学校もあります。

サポート校などで専門コースを学んでいる場合、資格を持っていると専門の試験が免除になったり、進学先の教材が同じもので費用を節約できる場合もあります。

学んできたことが活かせる進路は生徒にも自信につながるため、上級学校への進学はおすすめです。

学習環境には注意

通信制高校からの進学へ注意点としては、学習環境には気をつけなければいけません。

というのも通信制高校の元々の目的は『高卒資格を取得するため』。

レポートは、高校卒業に必要な基礎的な学習内容になっています。

通信制高校から狙った大学へ合格するには進学に重きをおいた学校、サポート校への入学がおすすめです。

特に進学コースがある通信制高校では、志望校へ進学できるようサポートしてくれる学習環境が整っています。

ちなみに私が勤めていた学校でも、自宅学習で難関校に一般受験で一発合格した卒業生もいます。

合格後話を聞いたら、1日スケジュールを自分で決め、休みもなく勉強に打ち込み、スクーリングでも寝る前は受験勉強していたと聞きました。

彼のように自己管理ができる生徒はなかなかいません。

そのため、学習環境の整った通信制高校の選択がポイントになります。

就職

通信制高校の卒業生は「高校をドロップアウトした」「体調・精神面で不安」といったマイナス要因で就職に不利という声もありますが就職できます。

通信制高校卒業後に就職できる理由は2つ。

1つ目は、通信制高校は全日制高校、定時制高校と同じ一条校なので高校卒業資格は全日制高校や定時制高校と全く同じです。

つまり、高校卒業資格において不利になるということは絶対にありません。

2つ目に現在の社会情勢が就職に追い風になっており、日本ではどの業界も人材不足です。

団塊の世代が定年を迎え、働く人が減っているため働きたいと思う人以上に求人が溢れている状態です。

各企業はこれまで新卒採用では大学生を中心に力を入れていましたが、いま注目されているのは高校生です。

高校生採用に積極的な理由は、大学生よりも初任給コストがかからない人件費のうえでメリットがあります。

現在私はとある企業の採用担当として働いていますが、企業が通信制高校の存在を知らないかを目の当たりにしています。

高卒求人は近隣の高校に時期になると、学校訪問し求人票を就職担当の先生に渡します。

全日制高校や定時制高校は学校訪問をしていますが、通信制高校はまだ存在を知られていません。

通信制高校にこれだけの生徒がいるとわかったら、これから卒業後の進路の未来はかなり明るいでしょう!

専門コースで資格取得

通信制高校の専門コースを学んできた生徒は、資格を持っていることで学んできたことを活かせる業界への就職が有利です。

たとえ資格がなくても、学んできたことが特殊なものであってもその力を発揮できる仕事があれば採用される可能性は高くなります。

例えば美容師コースへ入学した生徒は高卒と同時に美容師免許を取得できます。

高卒の給与で美容師として採用ができるため、通信制高校で美容師コースをもっている学校はどの美容室からも求人が来ます。

「私はこの美容室ではたらきたい」「東京の美容室で働きたい」

という希望も高い確率で叶えることができます。

面接対策は必要

ただ、通信制高校から就職する上で注意したいことがあります。

それは『面接対策』です。

企業の採用担当者は、現在これほど通信制高校が増えていることを知りません。

そのため、面接で学校について聞かれる可能性があります。

私がこれまで勤めた通信制高校卒業生の就職面接で聞かれた主な質問は次の3つです。

面接での主な質問
  1. 通信制高校とはどんな学校なのか?
  2. なぜ通信制高校に入学したのか?
  3. 通信制高校で何を学んだのか?

採用担当者として、生徒が通信制高校を選択したことは気になる項目の1つです。

この3つの質問については必ず答えられるように対策をして望むことが必要です。

このページをご覧になっているあなたも、通信制高校に対して『勉強についていけない人が行く学校』、『人間関係に問題があって転校する学校』というイメージがありませんでしたか?

しかし、通信制高校を卒業するためには自己管理力が全日制高校よりも必要です。

毎日通っていない分、時間を費やしてきたこと、頑張ってきたことを話せるエピソードは全日制高校よりも多いはずです。

通信制高校の仕組みや頑張ってきたことをしっかり伝える準備をしておく必要があります。

通信制高校は話せるエピソードがたくさんあるため、対策をすれば合格率は高まります。

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通信制高校の進路実態と将来

進路未決定者のよくある特徴進路未決定者のよくある特徴

前述した文部科学省によるデータ『高等学校教育の現状』で43.1%の「その他」についてお伝えします。

いわゆる進路未決定者ですが、通信制高校を進路未決定のまま卒業がそれにあたります。

私は多くの卒業生を輩出してきましたが、進路未決定の生徒にはそれぞれ特徴があります。

ソラマメ
ソラマメ
この部分が今の通信制高校の実情であり、将来更なる成長が期待される部分です

高卒が目標の生徒もいる

まず、『高卒資格を取得する事が目的の生徒』が存在する事を忘れてはいけません。

通信制高校の本来の目的は高卒資格を取得するための高等学校です。

全日制高校では毎日通うことのできない病気の生徒が、自学で登校日数も少ない通信制高校で卒業資格を取得しています。

『高卒資格を取る』ことが生徒・親の目標であり、資格取得が欲しいという目的。

なので、進路相談をしてもそれ以降の進路について望まれない生徒が一定数いるのが通信制高校の実情です。

進路サポートが発展途上

もう1つの進路未決定者の特徴が、今後の通信制高校の課題です。

それは進路サポート体制がまだまだ万全ではないため、就職や進学が決まらず未決定者が出てしまうケースです。

これは多くの通信制高校に該当しますが、通信制高校は学習サポートがメインです。

学習に不安があったり、高校卒業資格を取得するために担任がつき支援し、3年間で高校卒業資格を取得しなければいけないからです。

そのため、卒業後の進路サポートより学習サポートについて重きを置いている学校が多いのが現状です。

全日制高校では、1年次から進学や就職についての年間カリキュラムが組まれています。

こうした卒業後のイメージを3年間通学してくる生徒に植え付けていくことで進路決定率が上がっています。

しかし、通信制高校では毎日通学してこない生徒もいます。

学習スタイルが多様な分、進路に関する支援がうまくいきません。

大学生であれば、自分のやりたいことを自発的に見つけていくことができますが、高校生といった多感な時期。

まだ親や学校の先生へ進路を相談する事が多いです。

通信制高校でも進路サポートの体制ができれくれば、進路決定率も増加することは間違いありません。

進路を決める上で大切なこと

進学・就職するために必要なこと進学・就職するために必要なこと

それでも、不安を感じる方にしてほしいことがあります。

それは、通信制高校卒業を目標にせず、将来をイメージしながら学校選択、コース選択をすることです。

通信制高校卒業だけを目標にすると、大学進学の学習レベルに対応できません。

もし卒業後に進学したい大学がある場合は、学習サポートが充実している通信制高校を選択しましょう。

難関校への実績もある学校
  1. クラーク記念国際高等学校
  2. トライ式高等学院
  3. 第一高等学院

これら通信制高校には進学コースがあるため、第一志望の学校への合格への近道になることでしょう。

自宅学習の時間が増える分、センター試験などの対策は十分にする時間があります。

時間管理を怠ると、時間を無駄にしてしまう場合もあるため注意しましょう。

将来は美容師やなりたいものがあるのであれば、北海道芸術高等学校など専門コースのある通信制高校もおすすめです。

就職に有利な資格・スキル
  1. 美容師免許
  2. ネイル検定
  3. Illustrator・Photoshop

このような資格やスキルを卒業するまでに高卒以外に取得できれば、全日制高校より有利に就職活動が進められます。

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まとめ

当ページでは、将来の不安も多い通信制高校卒業後の進路についてお伝えしました。

通信制高校でも進学も就職もできますし、これまでにも多くの卒業生が進路を決めてきました。

さらに今後は、進路サポートに力を入れていく通信制高校が増えていくことは間違いありません。

この高校で何をやりたいか、何になりたいかを意欲的に取り組めば通信制高校へ行っている恥じらいや負い目は一切なくなります。

特に通信制高校は、在学中にどんな時間を過ごしたかが問われます。

ソラマメ
ソラマメ
自分の価値観や性格を見つめ直し、興味のある学校選択をしましょう

ここまでは通信制高校の卒業後の進路についてお伝えしました。

次のステップとして、通信制高校の選び方について解説していきましょう。