卒業後の進路

通信制高校だと就職できない?不利と言われる就活を元進路担当が徹底解説

通信制高校卒業後に就職できる
女子生徒
女子生徒
通信制高校卒では就職できない?
男子生徒
男子生徒
就職活動で不利にならないようにするにはどうしたらいい?

そんな、通信制高校の就職が不利といった疑問や悩みについて当ページで解説します。

高校を卒業すると進学や就職といった進路先について思い浮かべるはずです。

通信制高校に入学、転入を検討している方の中には通信制高校を卒業しても就職ってできないのではないかと不安に思っている方もいるはずです。

だるま室長
だるま室長
私は通信制高校の進路指導も担当したこともあり、どこよりも通信制高校卒業生の就職について熟知していると自負しています。

このページでは、不利と言われる通信制高校の就職について詳しく解説します。

通信制高校卒の就職状況ってそもそもどうなのか

通信制高校卒全日制高校卒
大学進学16.7%54.4%
専門学校進学23.8%23.0%
就職14.3%16.4%
その他43.1%4.6%

参考:参考資料5高等学校教育の現状

文部科学省の調べによると通信制高校の就職状況を知ることができるため引用させていただきました。

この資料によると、通信制高校卒のうち就職をしたものは全体の14.3%です。

全日制高校卒の就職者は16.4%と実はそこまで割合が変わりありません。

最も注目しなくてはいけないのが、その他の割合です。

全日制高校が4.6%に対し通信卒は43.1%と約10倍も卒業後が未定となっている生徒がいることです。

つまり、通信制高校を卒業してから進学も就職もしていない生徒が多いことが「通信制高校を卒業しても就職ができない」というイメージにつながっているといえます。

だるま室長
だるま室長
全日制高校では進学率が通信制と比較しても多いため、通信制高校卒は就職できない以上に進学していないと見ることもできます

通信制高校は就職に不利ではない

通信制高校は就職に不利ではない通信制高校は就職不利

結論を言えば、上記データでも実証されている通り通信制高校卒は就職に不利ではありません。

私がこれまで通信制高校の中の人として進路指導にも携わってきましたが、実感として通信制高校だからめちゃくちゃ不利だと感じたことはありませんでした。

ただ、この部分において『通信制高校は就職に関して不利』だと感じたことが2点あるためそれぞれ解説します。

不利にしているのは自分が持つ通信制高校のイメージ

よくYahoo!知恵袋などで「通信制高校は就職できますか?」

といった質問に対して、「就職は不利だ」「全日制からが有利」といった書き込みを見かけます。

しかし、通信制高校は全日制高校と同じ高校卒業資格がもらえる一条校なので高校という中で不利になることはまずありません。

あるとすれば、あなたのもつ通信制高校のイメージが就職を不利にしているのではないかということです。

通信制高校にはスポーツや芸能活動と学業を両立する事ができる教育システムがあるため、決して世間のイメージは悪くはありません。

最近では不登校や人間関係に悩み通信制高校に転入してくる生徒もいれば、学力不振で通信制に入学する生徒もいます。

そんな学校へのコンプレックスから就職できないと思ってしまう生徒を多く見かけてきました。

しかし、通信制高校は自学自習の中で自主性がないと卒業できません。

スクーリングという厳しい面接指導がなければ単位が認定されません。

単位認定試験で合格しなくては単位修得がされません。

そんな自分に厳しくないといけない通信制高校なのに、在校生は過小評価しすぎるところがあります。

私は生徒が持つ自分の高校のイメージが、就職を不利にさせてしまっていると感じています。

通信制高校の今後の課題は進路サポートの充実

通信制高校から就職が難しい原因のひとつは、進路サポートが発展途上だからです。

通信制高校には、不登校傾向の生徒の学習支援や人間関係などで傷ついた生徒のメンタルサポートなどが中心です。

多くの生徒の高卒資格取得が学校としてのミッションになっています。

ともなると、卒業後の進路サポートに関してはまだまだこれから手厚くなっていくであろう学校が多いという印象です。

その点全日制高校では進学、就職に対するガイダンスやカリキュラムが長年ブラッシュアップされ構築されています。

進路に対する意識付けもできてくるため進路決定率が上がっていきます。

通信制高校の難しいところは進路ガイダンスなどを行っても全日制高校と違い強制的に参加させることが難しいシステムです。

その点では現状では全日制高校の進路サポートが手厚く見えますが、今後はより通信制高校も進路サポートに力を入れていくことは間違いありません。

これからは企業が通信制高校に目を向ける時代に

全日制高校のほうが就職が有利と感じられている要因の一つに、学校に届く高校求人数があります。

企業は通信制高校に求人票を出したくないのではありません。

通信制高校がここまでたくさん学校があり、これほど生徒がいることを企業が知らないというのが事実です。

なぜ企業が通信制高校を知らないと言えるのかというと、私はいま社員1500名を抱える企業の人事担当をしています。

当然採用担当として高校求人も行っていますが、人事の前担当者に聞くと通信制高校に求人票を持っていったことがありませんでした。

企業側は現在、人材不足で、求人の幅を広げたいと考えています。

今後は通信制高校へ求人票は確実に集まってきます。

通信制高校だから就職できないというわけではありません。

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就職を有利にするには通信制高校についてしっかり理解すること

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女子生徒
女子生徒
就職できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?
だるま室長
だるま室長
通信制高校で就職を有利にするにはいかに「通信制高校を語れるか」がポイントです。

通信制高校で就職を有利にしていくには、書類選考と面接で自分の通う通信制高校について会社に伝えられるかです。

高校生の就職試験の面接では履歴書に書かれた内容から多く質問されます。

通信制高校出身となると、次のような質問はされる可能性が高いです。

通信制高校生徒へよくある質問

なぜ通信制高校に入学・転入したのか?

通信制高校ってどんなところなのか?

学校生活でどんな経験をしたのか?

だるま室長
だるま室長
通信制高校に通う生徒も通信制ってどんな学校かを説明できない子供が多いです

端的に言えば、

『通信制高校はレポート、スクーリング、試験があり自学自習で全日制高校と変わらない高校卒業資格を取得することができる学校』

ということを伝えることが大切です。

入学、転入した理由は様々あると思いますがそれぞれの理由を説明し学校を変わって高卒資格を取りたかったことを説明すれば会社は理解するはずです。

最も面接で会社側が懸念するのは、「説明もできないのになんで通信制高校に行ったの?」となることです。

就職活動は自己分析がポイントになります。

自分を見つめ直し、学校について正しく回答ができれば就職を有利にすることは可能です。

どうすれば就職できる可能性を上げることができるか?

どうすれば就職できる可能性を上げることができるか?通信制高校:就職有利
男子生徒
男子生徒
通信制高校卒で就職できる可能性を上げることはできますか?
だるま室長
だるま室長
私が勤めていた学校では資格取得やアルバイトなどで自信をもって就職活動に臨んだ生徒が就職できていました

就職に有利な資格を取得する

通信制高校と技能連携校、高等専修学校に通いながら就職に有利になる資格をとるのも一つの手です。

例えば通信制高校の中には美容師資格を取得できる通信制高校(高等専修学校)があります。

もちろん試験に合格すれば美容師免許と高校卒業資格を取得することができます。

ほどんどの美容室では専門学校生が求人のメインなため、高卒で美容師免許を持っているのはかなりのメリットがあります。

だるま室長
だるま室長
私がいた学校では美容師免許を取得した生徒の就職率は100%でした

就職に有利な資格でなくても通信制高校やサポート校の授業で得た知識を就職で有利にしていくことも可能です。

ファッションやネイルの知識やプログラミングやパソコンスキル、イラストや調理など特色ある通信制高校のコースで学んだことを仕事に活かすことも可能です。

アルバイトで社会経験を積む

全日制高校にない通信制高校のメリットとして、アルバイトなど働きながら学業と両立することができます。

アルバイトの経験は会社側も注目している項目として「どんな仕事を経験したのか」「何年続いたのか」「アルバイトでの失敗経験、辛かったことなどのエピソード」などは知りたがります。

それぞれの回答から、

採用担当
採用担当
「長く働いてくれそうだ」
採用担当
採用担当
「こんな仕事を任せたら力を発揮してくれそうだ」

といった評価似つながるためおすすめです。

アルバイトは社会経験の一つと感じている企業は多いため、可能な限りアルバイトの経験はしておいたほうが良いです。

だるま室長
だるま室長
高校生がアルバイトを探す場合、時給や仕事のイメージがつきやすいコンビニやファミレスを選択する生徒が多いです。

しかし、自分が将来進みたい仕事に関われるアルバイトがあれば積極的にそちらの仕事を選択しましょう。

だるま室長
だるま室長
時給だけに囚われてしまうと就きたい仕事への就職チャンスを逃してしまう可能性もあります。
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就職有利な通信制高校は専門コースと就職支援

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女子生徒
女子生徒
就職に強い通信制高校ってありますか?
だるま室長
だるま室長
通信制高校の中に専門コースがある学校や就職サポートが手厚い学校が有利といえます

先程からお伝えしているとおり、通信制高校で資格やスキルを取得できたり特に進路相談を手厚くしてもらえる高校はあります。

クラーク記念国際高等学校

外国語、IT、デザイン、福祉、スポーツなどコースが豊富なクラーク記念国際高等学校。

通信制高校の中でもトップクラスの学校法人で、学校のカリキュラムおよび進路サポートについても手厚く支援してもらえます。

飛鳥未来高等学校

三幸学園グループで専門学校があり進学のイメージが強い飛鳥未来高等学校。

就職に関しては生徒と年齢も近い、比較的若い担当の先生が対応してくれるため相談がしやすいです。

進路は迷いが多く、相談のしやすさからサポートしてもらえるのは強みです。

北海道芸術高等学校

サポート校や専修学校で芸術系が学べる通信制高校の北芸。

美容師・ファッション・ダンス・マンガ・声優と他の学校では学べない専門コースがあるため、就職の幅も広いのが特徴です。

特に美容系は資格取得ができれば就職率はグンと上がるため、やりたいことが決まっている方にとっておすすめ学校です。

まとめ:就職をするための準備が重要!

通信制高校就職をするための準備通信制高校は就職準備

いかがでしたでしょうか。

通信制高校が就職に不利ではなく、就職できます。

大切なのは就職することに対してしっかりと準備することです。

高校生の進路を担当して思ったのは、大学生と比較し自分の進路に対して意思をもっている生徒が少ないということです。

どこか「誰かに決めてもらいたい」感じがあり、進路の話をしても決めかねる生徒が多く自分で「こういった会社に入りたい」と意志を持っている生徒はあまりいません。

そんな生徒に対して重要なのは学校の支援です。

学校が通信制高校から就職できること、就職するうえでの対策を生徒と一緒に考えてあげることです。

面接の準備ができれいれば採用されます。

全日制高校でも準備がなければ採用はされません。

ぜひ当ページを参考にして頂き就職に対する不安を解消してください。

だるま室長
だるま室長
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