通信制高校の選び方

【通信制高校の選び方】失敗しない5つの比較ポイントを徹底解説

【通信制高校の選び方】失敗しない5つの比較ポイントを徹底解説【通信制高校の選び方】失敗しない5つの比較ポイントを徹底解説

通信制高校の選び方がわからないけど、どうしたらいい?と悩んでいませんか。

不登校、何かの理由で全日制高校に通えない、芸能やスポーツに打ち込みたい。

様々な理由で通信制高校を検討するものの、情報についていけず選び方が分からない人が増えています。

実は、5つのポイントを比較するだけで通信制高校の選び方で失敗することがなくなります。

なぜなら、5つの点を確認することで通信制高校へ進学する目的が明確になるからです。

私は通信制高校でキャンパス長として8年で約1500名の相談を受け、失敗しない学校選びについて答えてきました。

この記事では、失敗や後悔しない通信制高校の選び方について徹底解説します。

通信制高校選びで比較したいポイント

結論をいえば通信制高校を選ぶときにはこれら5つのポイントを比較して決めれば、失敗や後悔しません。

ただし、通信制高校の仕組みやルールを知らず比較するのは大変危険です。

ソラマメ
ソラマメ
通信制高校とは?については私が分かりやすく説明しているので、不安な人はご覧ください
関連記事:通信制高校とは

①学費

通信制高校の学費通信制高校の学費

安いのは公立高校

まず公立の通信制高校か私立の通信制高校かで、学費は大きく変わります。

よく『通信制高校は学費が安い』とサイトで書かれていることがありますが、費が安い通信制高校は公立高校です。

公立の通信制高校はほぼ自宅での学習で、自己管理で卒業を目指すため学費が安いという特徴があります。

中卒業程度の学力があり、自主的に勉強を進められる生徒にとっては卒業を目指せます。

しかし、サポート体制や生徒が自発的に学びたいと思える環境は私立のほうが圧倒的に整っています。

実際、私立の通信制高校でかかる学費は次の通りです。

通信制高校主な費用
  • 入学金・授業料(通信制高校)
  • 入学金・授業料(サポート校)
  • 教材費(普通科目)
  • 教材費(専門コース※)
  • 行事費(遠足や学校祭など)
  • スクーリング費
  • 制服(※)
  • パソコン・タブレット
  • 通学定期(通学の場合)

特に私立の学費で大きく差が出るのは、サポート校の入学金および授業料、スクーリング費、専門コースでかかる教材費、制服です。

学費以外の費用

全日制公立高校全日制私立高校
授業料118,800円390,578円
入学料5,641円162,362円
施設整備費等169,360円
合計124,441円722,300円

参考:平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果

上記金額は全日制高校の公立・私立の授業料についてですが、私立の通信制高校で必ずかかるのは、入学金や授業料です。

私立の全日制高校と比べると入学金はだいたい5万円程度なので安いです。

通信制高校は自宅学習ですが、授業料という名目で単位取得に関わる費用を記載している学校がほとんどです。

例えばN高校だと1単位7,200円なので、1年で30単位を取得しようとする場合216,000円が必要です。

それ以外にスクーリング会場が近隣ではない場合(本校が沖縄、屋久島、北海道など)飛行機代や宿泊費、滞在期間中の食費がかかります。

また、専門コースを選択すればサポート校の授業料や専門的な教材を使うための費用がかかります。

学費や在籍期間中にかかる総合的な費用について「だいたいこれくらいかな」と想像だけで入学を決めるのは非常に危険です。

必ず学校選択の際には学費を確認しておきましょう。

>>資料請求で学費を調べる

②通学範囲と登校頻度

通信制高校の通学ペース通信制高校の通学ペース

通信制高校でもスクーリングといわれる面接指導日(いわゆる登校日)があります。

そのうえで通信制高校は広域と狭域の2種類に分けられます。

通信制高校の種類
  1. 広域通信制高校 …ほとんど私立
  2. 狭域通信制高校 …ほとんど公立

通信制高校によっては、月に数回~週数回、または毎日登校の学校や年に1回の集中スクーリングを行います。

狭域通信制高校では、1年で20日程度は登校することが必要です。

そのため、通学できる範囲外の高校選択はのちに厳しくなるのでやめましょう。

一方、広域通信制高校は1週間程度の集中スクーリングがほとんどです。

登校する頻度は1年に1回と、非常に少ないのが特徴。

ですが、合宿のように寮やホテルに寝泊まりしながら集中的に学ぶ期間もストレスがかかる場合もあります。

最近では、インターネットを使った放送視聴により授業時間の減免を受け登校日が減っている学校もあります。

全日制高校と比較すると登校頻度は圧倒的に少ないため、不登校で登校が困難だった生徒には、通学ペースの選択は大きなメリットです。

③サポート体制

通信制高校のサポート体制通信制高校のサポート体制

学習サポート

通信制高校は原則、自宅自習です。

学習方法はタブレットやスマホでも勉強ができるようになり動画の授業の閲覧をもって学習している学校もあります。

しかし全日制高校と比べ通学がなく自分のペースで学習ができるのは、メリットな生徒もいればデメリットな生徒もいます。

そんな1人の学習に不安を持つ生徒に対し、通信制高校では本校以外の都道府県にサポート校を設置しています。

サポート校とは、通信制高校の生徒がレポートなど学習内容を先生に教えてもらい、単位修得の支援をしてもらえる教育機関です。

不登校で登校が困難、不安な生徒でもあなたのペースで通うことができるのがサポート校の魅力です。

週1日通学、週2日通学、週3日通学、週5日通学(毎日)

など通学曜日を選択できる場合や、午後から通学など、全日制高校にはない時間に対応しています。

毎日学校に通う自信がなくても少しでも通い、勉強しやすい環境があることで生徒も保護者も安心して高校卒業を目指せます。

進路サポート

学習サポートと同様に大切なのが、進路サポートです。

通信制高校は原則、高校卒業資格を目指す学校でしたが、特に私立では卒業後の進路支援にも力を入れています。

生徒は卒業年度になると、全日制と同じように担任と進路を相談しながら卒業の進路を決めていきます。

高校卒業後の進路先の多くは、進学と就職です。

通信制高校卒業生の進路決定率は約60%で、特に就職はこれから需要が高まる可能性が高いです。

関連記事:卒業の進路

④学ぶ内容

通信制高校の学習内容通信制高校の学習内容

通信制高校は原則、高校卒業資格を取得することを目標にするため学習内容はどの学校もほぼ変わりません。

それなら、どの通信制高校でも同じと思うかもしれませんが、各高校(主に私立)では学ぶ内容にも特色があります。

通信制高校主なコース
  • 大学進学コース
  • インターナショナルコース
  • ゲーム・プログラミングコース
  • マンガ・イラストコース
  • 声優コース
  • ヘア・メイクコース
  • 美容師コース
  • ネイルコース
  • 保育士コース
  • 調理コース
  • eスポーツコース
  • ダンスコース
  • 芸能コース
  • 音楽コース
  • 海外留学コース

ここに上げただけでもほんの一部で、多彩なコース設定をしている通信制高校もあります。

時代の変化と共に楽しく学べるよう、私立の通信制高校を中心に多分野を学べるコースが増えています。

ソラマメ
ソラマメ
私が勤めていた学校にもイラストや声優コースがありました

これまで学校に対してネガティブだった生徒たちが好きなものを学べることで、楽しく通っている生徒が多かったです。

好きなものだから話が合うためコミュニケーションも生まれ、新たな人間関係を作れていました。

また、声優コースなどでは演劇など一人ではできない授業で協調性が身に付きます。

勉強だけではなく、人との関わりや社会に出るために必要なことを学べる点においても、生徒が好きなことを学べるコースは非常に大きな特徴です。

今の学校が合わない、不登校だから通信制高校という選択肢ではなく、自分のやりたいことを高校で学べるという視点で通信制高校を選ぶという方法もあります。

全日制なら総合学科もある

総合学科は、自分で選択する力や複数の技術を学べます。

私は岐阜の総合学科・総合学園高等学校で音楽を専攻しました。しかし、それ以外の分野も学ぶことができました。現在は「製造業・広告業・創作分野の仕事・投資」など、様々な仕事で活躍しています。

引用:総合学科のメリットとは『複業の基本となった教育を解説します』

Ryotaさんは総合学科を卒業後、現在はHSPアドバイザーとして活躍されています。

外部サイト:ココヨワ

⑤入学時期・卒業時期

いくらサポート体制が合っていて学びたいことがある通信制高校でも、時期を逃してしまっては入学できません。

例えば新入学は4月(中には後期入学で10月)が募集時期の場合、それ以外の期間は入学できません。

中学3年生と同様に、高校を辞めてしまった人(編入学)の場合も、新入学と同時期の募集になることもあるので注意が必要です。

また今通っている学校で単位修得が難しく、通信制高校へ転校して周りと卒業年度を合わせたい人もいるはずです。

現在通っている学校から転校したい場合でも、年度末の転入では単位修得が難しく卒業年度がズレる可能性もあります。

入学できる時期を確認し、自分が卒業できる時期を比較して通信制高校を選択することが大切です。

通信制高校を選ぶ手順

ここからは、通信制高校を選ぶために具体的な手順について解説します。

通信制高校を選ぶ手順
  1. 自分の地域×通信制高校で検索
  2. 学校のHPをチェック
  3. 資料請求する
  4. 5つのポイントを比較
  5. 学校説明会へ参加する

資料で確認

まずは自分が住んでいる地域でどんな通信制高校があるか、例えば【名古屋市 通信制高校】とネット検索してみましょう。

するといくつかの学校がヒットするので、HPで学校の雰囲気を確認し比較するために最低2校以上の資料請求が必要です。

資料が届いたら前述した5つのポイントを比較し、自分に合った通信制高校を絞っていけば、失敗しない高校選びができます。

一括で資料請求できるサイト

あなたに合う学校を診断し、一括資料請求してくれる無料サービスもあります。

  • 学校を調べるのが面倒
  • 何度も個人情報を入力するのが面倒

といった場合、最短1分で資料請求できるためおすすめです。

>>ズバット通信制高校比較

学校は絶対に見学する

通信制高校:学校の雰囲気通信制高校:学校の雰囲気

通信制高校を選ぶ上で最後に大切なのは学校の雰囲気です。

親から見た学校の雰囲気も大切かもしれませんが、実際に入学する生徒本人にとって良い学校の雰囲気が一番です。

なぜ私が通信制高校選びに学校の雰囲気を重視するかというと、生徒の多くは学校に対する悩みを抱えているからです。

例えば…

女子生徒
女子生徒
先生と合わない
男子生徒
男子生徒
クラスメイトと合わない
女子生徒
女子生徒
校則が合わない
親
人間関係や学校に対する悩みが耐えない
女子生徒
女子生徒
『学校』というストレスから通信制高校に入りやり直したい、変わりたい

という希望を持っています。

そんな学校に対する悩みがあるのに、入った先の学校でも同じような雰囲気であれば学校に入った意味がありません。

例えば進学コースがある学校は予備校ような雰囲気だったり、専門的なコースがある学校の場合、個性的な仲間が多いはずです。

学校の雰囲気はパンフレットだけでは伝わり切りませんので、必ず学校説明会や体験入学へ行きましょう。

学校見学は平日の授業を見に行ったり、生徒の授業風景や学校生活を見るとより学校の雰囲気は伝わります。

学校説明会などが行われる土日の場合は、個別相談会などで普段の学校の様子を担当の方に具体的に質問してみることでよりイメージできます。

まとめ

以上、この記事では通信制高校の選び方について解説しました

まとめると通信制高校を選ぶには、次の5つの項目を比較しながら確認していきましょう。

通信制高校の選び方
  1. 学費
  2. 通学範囲と登校頻度
  3. サポート体制
  4. 学ぶ内容
  5. 入学時期・卒業時期

保護者(親)が学校選択をする場合、①学費や③サポート体制が気になりますが、生徒(子供側)は学校の雰囲気が最も気になります。

いくら通信制高校は自宅学習だからといっても、レポート管理してくれる担当の先生とのやりとりはあります。

レポート内容についてや行事ごとなどの締切についても仲間がいるほうが遅れることなどもありません。

「自分はもう一度通えるのかな」

という不安から通学ペースが選択できることは強みですし、他の学校にはない生徒、子供がやりたいと思えることだったら…。

きっと生徒、子供は心から楽しく学ぶ姿勢になり学校へ毎日笑顔で通ってくれるはずです。

生徒寄りな通信制高校の選択基準かもしれませんが、子供の笑顔には何よりも変えがたいプライスレスなものです。

学校選びを失敗したくないという人は、この記事であなたにぴったりな通信制高校に出会ってみてください。

次は、通信制高校へ入学するにはどうしたらいいかを次のステップで解説していきましょう。