当ページでは、通信制高校のレポートについての不安や疑問にお答えします。
通信制高校のレポートの意味がわからず不安になり、どうしたらできるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
通信制高校で働いていた時、相談会などで質問の多かったレポートの不安や疑問について当ページでまとめました。
レポートが難しいなどの不安をなくし、少しでも疑問を解決できれば幸いです。
目次
通信制高校のレポートとは
『通信制高校Q&Aよくある質問』でも触れていますが、レポートとは、通信制高校の卒業要件の1つです。
通信制高校では、卒業に必要な単位を修得するためには以下の3つが必須です。
- レポート
- スクーリング
- テスト(単位認定試験)
このうち、どれかが未実施、要件に達していない場合、高校の卒業資格を取得できません。
通信制高校にとって、レポートはそれほど重要な課題の1つです。
ほとんどの通信制高校では、教材費の納入後、自宅にレポートと回答に必要な教科書、視聴報告や学習補助の役割となるDVDが送られます。
レポートは紙の場合、A4サイズほどの穴埋め問題が基本の、いわゆるドリルのような用紙です。
最近では、紙ではなくタブレット端末でレポートを提出する学校もあります。
通信制高校のレポートは難しい?いいえ基礎的な内容です

学校説明会で生徒や保護者の方からよくレポート内容について質問を受けました。
結論をいうと、レポート内容は基本的に難しくはありません。
原則、高等学校の課程を修了する上で必要な学習を理解することを目的としているからです。
全日制公立高校や定時制高校と同じ学習指導要領のもと、普通科目をはじめ卒業に必要な単位のレポート提出をします。
- 国語
- 数学
- 理科
- 地歴公民
- 外国語
- 保健
- 体育
- 芸術
- 家庭
- 情報
レポートの答えの書き方はここに注意

レポートの答えの書き方は簡単で、穴埋め問題がほとんどなので、大学生などが作成する論文とは違い答えがあります。
以前はマークシート式のレポートを行う学校がありましたが、現在は文科省の指導の下穴埋め式のレポートがほとんどです。
レポートにはどの単元か(教科書のどのあたりから出題されているか)が記されています。
そのため、教科書を見ながら穴埋めの箇所に答えを書いていけば完了です。
教科書とは別に付属のDVDもあるため、補助教材を見ながらレポートを完成させていくこともできます。
それでも分からない場合、スマホからネットで答えを見つける生徒もいます。
ネットの検索も辞書と同じかつ、最近では検索のセンスも磨かれます。
自発的に社会に順応していけるのも、通信制高校の魅力です。
高等学校には必修科目というものがあり、必修科目以外は独自の学習を取り入れることができます。
例えば進学校では高1で数学Ⅰを学習し、高2で数学Ⅱを学習しますが、必修科目は数学Ⅰだけで卒業要件に満たしています。
通信制高校では数学Ⅱをイラストやプログラミング、ゲームなどの選択科目で学習できる学校もあります。
自分の好きなことを学び単位にする事ができるのも魅力です。
通信制高校のレポートは提出期限が最重要

レポートで最も大切なのは提出期限です。
提出する期限を過ぎてしまうと、レポートの点数がつかない、未提出になるなど、卒業が不利になってしまいます。
例えば、郵送でレポートを送付する場合、枚数によって重さが違うため切手不足で期限に間に合わなかった。
レポートを溜めてしまって、間に合わなくていつも焦ってギリギリに提出する生徒もいました。
私がいた学校は提出期限切れのレポートは、どれだけできていても20点(100点満点中)、未提出がある場合は単位認定試験を受けれず単位未修得でした。
レポートの期限を守りながら提出するには

レポートは地道にコツコツ提出していくもの
レポートの提出でおすすめなのは地道にコツコツ取り組み提出する方法です。
通信制高校のレポートは難しいものではありませんが、その分溜めてしまうことが最も危険です。
一夜漬けで提出期限分のレポートをやればいいと意気込んでいる生徒も、たまたまその週に風邪を引いてできなくなり、未提出になってしまった・・・
という生徒もしばしば見てきました。
また1回分のレポートは1枚~2枚程度でも数回分のレポートが全教科集まれば数十枚になります。
長期的に考えコツコツやれば余裕でできることも、短期的に膨大な量をこなすほうが絶対に大変です。
通信制高校で卒業できない人の特徴は、レポートを溜めてしまいがちな人です。
必ずコツコツ地道に取り組み提出期限に余裕を持って提出しましょう!
通信制高校サポート校で学習支援を受ける
自学自習でレポートをするのが通信制高校ですが、レポートが不安な場合サポート校を利用しましょう。
サポート校は通信制高校で出される学習課題の支援を中心に行う施設です。
レポートができなくて不安、レポートのやり方を教えてほしいと思っている生徒に学習サポートをしてくれます。
そのため、サポート校のおかげで卒業ができたという生徒も大勢います。
サポート校とのダブルスクールで、わからないことを何でも質問できる強みがあります。
通信制高校+家庭教師という裏技も
サポート校以上に個別指導を希望する場合は、通信制高校に入学しながら家庭教師にマンツーマン指導してもらい学習サポートをしてもらう方法もあります。
サポート校以上に個別に分からないところを聞くことが出来るメリットがあります。
もちろんサポート校には学校と同じような集団生活面も含めたメリットもあります?
しかし、特に学習に不安を抱えている方にとっては通信制高校と家庭教師がおすすめです。
通信制のレポートで間に合わないときは先生に聞く

通信制高校でも先生がいるので、レポートが間に合わないときは一度先生に聞いてみましょう。
レポートの回答だけでなく、レポートの提出方法なども相談できるので一人で悩んでこれまでの努力を無駄にしないためにも相談してみましょう。
レポートの回答がわからなくて間に合わない時、Yahoo!知恵袋やツイッターなどで回答の質問をする人もいます。
質問から回答が早く聞けたり、中には一緒の学校の生徒から画像でレポートを送ってもらったりしている生徒を見かけます。
しかし、先生たちもいじめや素行についてネットを見ることもあります。
インスタグラムなどでレポートのやり取りなどがバレてしまえば、見せた方も見せてもらった方も違反と見なされることがあります。
焦る気持ちもわかりますが、まずは学校の先生に相談してみましょう。
きっと、何かいい方法を教えてくれるはずです。
まとめ

通信制高校のレポートについて詳しく解説しました。
通信制高校のレポートは決して難しいものではなく、穴埋め式の問題に教科書を中心に答えを書いていけば完成できます。
それよりも大切なのは、レポートの提出期限です。
簡単だからといってまとめて出すようなことはせず、コツコツ地道にレポートをやり学校へ提出することです。
これまでレポートの提出は、郵送や学校に直接持っていく方法が主流でした。
これからは、オンラインでの授業閲覧、タブレットでの学習でレポートが終われば電子で提出という流れが進むでしょう。
しかし、すべてが自学、ITで完結するわけではありません。
わからない部分はサポート校での支援、学習塾や家庭教師での支援を含め人と関わりながら高卒資格を取得していくことに変わりはないでしょう。
あなたに合った学び方、お子様にぴったりな通信制高校は絶対にあります。
以上、通信制高校のレポートについての解説でした。
ステップ1:通信制高校の本当のメリット
ステップ2:通信制高校に入るには
ステップ3:失敗しない通信制高校の選び方
ステップ4:通信制高校卒業後の進路
ステップ5:通信制高校のよくある質問
ステップ6:高校辞めたいあなたへ後悔しない選択肢