卒業後の進路

通信制高校に偏差値はない!それでも大学進学できるワケとは

通信制高校に偏差値はない!それでも大学進学できるワケとは
男子生徒
男子生徒
通信制高校の偏差値ってあるの?
女子生徒
女子生徒
通信制高校から高偏差値の大学なんて進学できない?

そんな、通信制高校の進学の悩みについて元通信制高校職員がお答えします。

私は通信制高校の入学担当として体験入学や学校説明会で登壇してきました。

多くの生徒や保護者の方からの質問の中で通信制高校に入学できるのか、偏差値はいくつくらいなのか、という質問をされてきました。

通信制高校に進学を希望する際、自分が希望校に入学できるかの目安として教えられる偏差値。

通信制高校にも偏差値の違いはあるのか。

また、通信制高校から偏差値の高い大学へ進学できないのか。

このような通信制高校の偏差値の悩みや不安について当ページでは詳しく解説していきます。

通信制高校に偏差値という概念がない

通信制高校の偏差値通信制高校の偏差値

そもそも通信制高校には偏差値という概念がありません。

偏差値がない理由はほとんどの通信制高校の募集要項に記載している次の内容があるからです。

全日制高校と違い中学校またはこれに準ずる学校を卒業した人

中学校と同等以上の学力を有しているもの

この要件を満たしていると入学可能な学校が多いのが現状です。

なぜ通信制高校に偏差値という概念がないのかというと、偏差値では測れないからです。

通信制高校に入学をする生徒は人間関係や学校への不信感で通学できず不登校傾向にある生徒が多いです。

当然通学ができないためテストも行うことができず内申点もつくことが難しいため、偏差値を測るものさしを作ることができません。

そういった理由で多くの通信制高校では学力試験ではなく、面接や作文での合否判定をしています。

だるま室長
だるま室長
「入学を希望するすべての生徒に公平性のあるチャンスを与える」という考えのもと、偏差値にとらわれず入学へのハードルは低く設定されています

偏差値はなくても通信制高校を不合格になることがある

通信制高校は不合格になる通信制高校は不合格になる
親
偏差値がないなら通信制高校に落ちることはない?

という質問も受けたことがありますが、私は「通信制高校でも不合格になることがあります」とキッパリ伝えていました。

女子生徒
女子生徒
通信制高校なんて書類出せば合格でしょ
男子生徒
男子生徒
学費払ったら通えるでしょ

こんな噂を耳にしたこともありますが、私の勤めていた学校でも不合格者は毎年いました。

通信制高校を受験して不合格になる理由は主に次の3点です。

入試時期・定員オーバー

素行が悪い

学校の規則が守れない

まず入試時期・定員オーバーという物理的な問題があります。

特に高校退学された方の編入学は募集時期が決められていられる場合がありますので、早めに通信制高校の資料請求するなど対応しましょう。

素行の悪さについては、法律に反するようなことをしてきた生徒は不合格対象となる場合があります。

いじめの主犯格も同様です。

通信制高校にはいじめられて不登校になってしまった生徒も多いため、いじめ問題を起こしそうだと思われてしまったら不合格の可能性も高くなります。

だるま室長
だるま室長
私は入学担当として喫煙・飲酒経験などについて質問していました

学校の規則については通信制高校には校則がないとよく言われますが、学校を卒業する上で大切なことは守ってほしいと伝えていました。

通信制高校はレポートが期限までに提出できなければ単位が修得できません。

スクーリングの参加がなければ単位が認められません。

そういった規則やルールの理解があまりにも乏しい場合は、『入学しても卒業はできない、だから、合格することはできない』という判断をしていました。

大切なことなので改めてお伝えしますが、通信制高校として落とすための試験はしていません。

ただ、入学前から「高校卒業資格がほしい」という目標がない生徒はどこかで必ず躓きます。

学校は入学前に卒業という目標がない生徒はどれだけ頑張ってもサポートできません。

決して偏差値で不合格にはなりませんが、そういった面で不合格になる可能性はありますので覚えておいてください。

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通信制高校卒で偏差値の高い大学にも進学可能

通信制高校卒から偏差値高い大学進学通信制高校卒から偏差値高い大学進学

通信制高校の卒業後の進路でもお伝えしていますが、通信制卒で大学進学は可能です。

まず通信制高校は全日制高校同様に一条校のため高校卒業資格は同じなため大学受験が不利になることはありません。

通信制高校から偏差値の高い大学への進学した生徒もいます。

だるま室長
だるま室長
実際に私が勤めていた学校でも関東の有名校や東海地方でNo.1私立大学に合格した生徒もいましたので『通信制高校は進学できない?」は嘘ですね

では通信制高校卒業後、進学校並みの大学進学率かというと、それは違います。

なぜ違うのかというと、大学に行くために高校に行く進学校と比較し、通信制高校には高卒資格を取ることを目標にしている生徒がいるため、学校に入学する目的が違うからです。

進学率は進学校と比較して違うものの、大学に合格できるかは進学校も通信制高校も一緒です。

大学進学に強い通信制高校もある

通信制高校の中でも学習サポートに力を入れている、難関大学への進学コースがある高校もあります。

特に私が通信制高校の中の人として進学に強いイメージを持っている学校は次の3校です。

大学進学におすすめ通信制高校

クラーク記念国際高等学校:ネイティブ教員がいるので英語学習に強く国際色豊かな進学を目指せる

トライ式高等学校:予備校・家庭教師といった受験のプロからの個別指導で志望校を目指せる

興学社高等学院:林先生もいる東進衛星予備校と提携し、少人数制で受験対策もできる

これらの通信制高校の資料は『ズバット通信制高校比較』で一括資料請求することができおすすめです

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自分の偏差値は公開模試で知ることができる

通信制高校:公開模試通信制高校:公開模試
女子生徒
女子生徒
自分がどのくらい偏差値があるのか試したい
だるま室長
だるま室長
あなたの高校での偏差値を知るために公開模試を受ければわかります

通信制高校に偏差値がないため、自分のレベルを知りたいあなたは公開模試を受けましょう。

公開模試は次の予備校などが開催している模試で、全国の高校生が受けるため自分の偏差値を把握することができます。

だるま室長
だるま室長
三大予備校の公開模試を受けていたら問題ないでしょう

通信制高校に入学の際に偏差値は関係ありませんが、大学受験においては大切な判断基準のひとつとなります。

そのための予備校公開模試ですが、あまりプレッシャーを感じすぎてしまうのも禁物です。

偏差値はあくまでも目安の一つなので、あまり気にせず自分のペースで学習を重ね志望校へ望めると良いですね。

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まとめ:通信制高校に偏差値はないので安心して入学しよう

当ページでは、通信制高校には偏差値という概念がないこと、通信制高校から偏差値の高い大学への進学も可能ということについてお伝えしました。

これから通信制高校へ入学を検討していながら募集要項に記載されていない偏差値で悩む必要はありません。

また、偏差値が通信制高校ですが、メリットのひとつに『自分のペースで学習ができること』があげられます。

自分の不得意な科目を重点的に克服していきたい、自分の得意科目を伸ばしたい、など学校の方針に左右されず志望校への学習ができます。

通信制高校を選択する生徒の目標は様々です。

もちろん高校卒業資格を取得したいあなたも、特別なコースで専門的な学びを得たいあなたも、そして大学進学したいあなたにもぴったりな学校はあります。

ぜひ気になる通信制高校があれば入学、転入、編入を検討してみてください。