当記事では、通信制高校で開催される学校説明会についてや、行く際の服装についてお伝えします。
通信制高校では新入生、転入学、編入学を検討する生徒や保護者向けに定期的に学校説明会を開催しています。
全日制高校では新入学がメインのため、夏休みや二学期の三者面談前の時期と限られています。
一方、通信制高校では転入・編入希望の生徒も対象にしています。
そのため、不登校など学校に不安を抱える生徒へ早くから高校進学に向けて安心してもらうことを目的に学校説明会が定期的に行われます。
私はこれまで、通信制高校の入学担当者として勤めてきました。
学校説明会を開催する側として、新入生、転入生、編入生や保護者の方とお話してきました。
この経験から説明会でチェックしてもらいたいポイントや、これまでの面談を通して心配や不安が多かった箇所について解説します。
通信制高校の学校説明会は何するの?
通信制高校の学校説明会は、主に学校について知ることができるイベントで、以下の流れで開催されることが多いです。
- 通信制高校の説明会
- 学校独自の特徴の紹介
- 通信制高校の見学
- 学費・入試について個別相談会
上記項目について、合わせて2時間ほどかけ行います。
実際に行っている通信制高校の授業に参加できる体験入学とは違い、説明会は生徒だけの参加というよりは保護者と一緒に参加されることが多いです。
通信制高校の仕組みについては、限られた時間の中で理解することは少し難しい場合があります。
また学校によっては、自校の特色をアピールしたいと思い十分な通信制高校の仕組みについて説明がないケースも考えられます。
通信制高校の仕組みについては、私が別記事にて詳しく簡単にお伝えしていますので、説明会に参加前にご覧ください。
通信制高校では、学校説明会以外に学校について知れる機会として、
- 体験入学
- 個別相談会
- 合同相談会
などがあります。
それぞれの詳しい説明についてはこちらをご覧ください。
通信制高校の説明会、服装は制服がベター
通信制高校の説明会で悩む服装ですが、もし迷ったら制服で行ってしまうのが1番です。
基本的に学校説明会はどんな服装で行けばいいですか?
と問い合わせると制服でも私服で構わないですよ、と答える通信制高校がほとんどです。
など考えて悩むなら、制服でいってしまったほうが手っ取り早いといえます。
ただ、制服が着たくない方もいますし私服がいいという場合、気をつけたいのは一般的なマナーです。
ピアスやアクセサリーでオシャレしたい方もいるかもしれませんが、学校の説明を聞くだけなので学校説明会でつけていく必要はないです。
髪の色については、生徒の個性としている通信制高校も多いので気にすることはありません。
ただ、学校説明会に行く上でわざわざ明るくする必要もないでしょう。
生徒や保護者の方から「髪の色が明るいからといって不合格になりますか?」という質問をされることもあります。
私はいつもこうお答えしていました。
自分がその場に行く上で、マナーとしても問題ないと考えれば行くべきだと思います。
ふさわしくないと感じるなら、直すべきです。
オンライン学校説明会の服装で気をつけること
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、オンライン学校説明会を開催している学校もあります。
オンラインでの学校説明会に参加した際、服装で気を使う場面は個別相談の時です。
全体の学校説明ではオフカメラでもよいですが、個別面談ではカメラのオンが求められる場合があります。
こちらも迷ったら服装は制服でも良いですが、そこまで気にしなくても大丈夫です。
ただし、個別相談では学校の先生と画面を通して顔を合わせることを意識した服装や、周りに映るものを意識して準備しましょう。
オンライン学校説明会は「ちょっと気になる…」程度でも気軽に参加できるメリットがあります。
特に夏休みを利用し多くの通信制高校で気軽にオンライン学校説明会に参加。
その中から、秋以降の学校説明会へ行く高校を絞り込むのにおすすめです。
ID学園高等学校は創設130年の学校法人郁文館夢学園が新設した通信制高校。
時間的自由度の高い通信制高校のメリットと、豊富な学びのプログラムを受けれる全日制高校の両立ができる高校です。
一定の条件で、通信制から全日制の郁文館高等学校へ転学できるのは同校の強みです。
ID学園高等学校では「zoom」を使用したオンライン個別相談会をおこなっています。
通信制高校ってどんなところ?という素朴な疑問でも気軽に答えてくれるため、ぜひ参加してみてください。
\オンライン学校説明会の日程をチェック/
通信制高校の見学は親だけ・子供だけどちらがいい?
通信制高校の学校説明会は、親だけ・子供だけではなく、どちらも一緒に参加することをおすすめします。
参加すると下記のメリットがあるため、通信制高校選びに最適です。
学費だけでなく、新しい学校で高卒資格が取得できるかという不安が解消できます。
- 学校の雰囲気を感じることができる
- 学費について詳しく聞ける
- 入試の不安を解消できる
最も大きなメリットは、学校の雰囲気を肌で感じることができる点です。
学校のパンフレットだけでは実際にどんな学校なのかわからない点が多く、やはり説明会へ参加して実感することが多いです。
また、通信制高校の学費は全日制高校より少し難しいです。
特に転入、編入に関してはこれまでの高校在学期間や修得単位で卒業時期が変わります。
単位制の通信制高校という特徴もあり、パンフレットに書いてある金額と違うケースがあります。
新入学についても、専門コースや通学日数に応じて費用が変わります。
転入や編入はもちろん、中学三年生の場合でも学費に関する相談ができる学校説明会に参加するメリットは高いです。
もちろん学費の支払いについて入学相談の担当者が親身に相談に乗ってくれますし、授業料については奨学金や高等学校等就学支援金を利用した分割払いができる学校もあります。
そして一番は、「学校に入る不安」や「卒業できるかの不安」を解消できる可能性が高いというメリットです。
学校に行くことができなかった不登校経験や高校を辞めたいと思って見学に来ているけど続けることができるのか、それは不安なことでしょう。
ネットで調べれば「通信制高校は誰でも受かる」と書かれていたりしますが、入学担当者であった私からすればそれは間違いです。
実際、毎年数名の不合格者を出したこともあります。
素行の悪さや不登校の問題というわけではなく、1番は「この学校で高校卒業できるか」です。
そのため、入学前の不安や高校生活での不安や疑問を解決するには親子で説明会に参加すべきだとお伝えしています。
オープンキャンパスも同様!学校説明会で確認すべき3点
ここからは、学校説明会でチェックしておきたいポイントについて、元入学担当者の目線で紹介します。
オープンキャンパスについても同様で、見るべきポイントはざっくり3点あります。
- 通っている在校生の雰囲気
- 交通面と施設面の安全性
- 子供のやりたいこと
在校生の雰囲気は掲示してある写真で確認
学校説明会に参加したとき確認したいことは、在校生の雰囲気です。
授業風景を見ることができれば1番良いのですが、説明会が土日に開催されることもあるので見ることが難しい場合があります。
オープンキャンパスであれば生徒がいるため、まだ雰囲気も分かりやすいのです。
しかし、学校説明会では先生や生徒がいないほうが多いです。
では、どのように在校生の雰囲気を確認するかというと校舎に掲示してある写真です。
学校説明会では生徒がいない分、生徒の雰囲気を感じてもらいやすいよう行事やイベントの写真を掲示しています。
見学の際にクラスや廊下に普段の生徒の様子の写真があれば、さりげなく見てみるといいです。
写真の掲示が少なすぎる学校も中にはあるかもしれませんが、それは何故でしょう…。
リアルなことをお話すればそんな可能性だってありますので、どんな生徒の写真があるのかだけでなくちゃんとキャンパスの生徒の写真が掲示されているかはチェックしましょう。
通学面で苦はないか・施設は清潔で安全か
学校説明会で確認したいのは、校舎の中がキレイに保たれているかどうかという点もあります。
基本は教室内がキレイに整理整頓されているかはもちろん、トイレがきれいかどうかやエアコンの吹き出し口にホコリがこんもり溜まっていないかなど、清潔さについては確認しましょう。
また意味不明な場所や違和感のある箇所にポスターなどが掲示してある場合も確認したい点です。
なぜかというと…そこには穴が開いていたり消すことが難しい落書きがある場合もあります。
高校生は情緒不安定な時期でモノにあたったりすることもあるのはわかります。
ただ不安定からくる傷とそうでないものはあるのでしっかり確認したいところです。
また、通信制高校やサポート校は全日制高校と比較しても駅チカキャンパスが多いです。
交通の便はもとより、高校生として誘惑の多すぎる場所であったり治安に不安な場所のケースもあります。
そういった面でも実際にパンフレットだけで決めるのではなく、学校説明会に参加することでわかることなのでおすすめです。
生徒がやりたいことがあるか
「通信制高校に入学するうえで明確な目的を持っているほうがいい」
なんてことをネットでも目にしますが、そこまで大きく思ってネガティブになることもありません。
まずは、学校の雰囲気を感じてお子様(生徒)が「行ってみたい!」と思えることが大切です。
もちろんその学校でしかできないことや、その通信制高校に通う目的がきちんとあれば越したことはありません。
高校卒業のための勉強と、資格取得ができる学校もあります。
声優やダンスなど、他の高校では学べない特徴ある授業が受けれる学校もあります。
保護者の意思も大切ではありますが、1番は子供が意欲的に行きたいと思い自発的に行動ができること。
これで、学校は通えるようになると私は思っております。
入学する本人が「やりたい」と思えることが学校にあるというのが確認したいチェックポイントのひとつです。
まとめ:学校説明会は気軽に参加しよう
当記事では通信制高校の説明会のについてや、参加する際の服装について解説しました。
大事なことなので再度お伝えしますが、説明会は学校の雰囲気を感じ、学費を詳しく聞け、入試の不安を解消できます。
説明会では、通っている在校生の雰囲気と交通、施設の安全性を見て子供が「行きたい!」学校かを確認しましょう。
そして服装は制服がベターで私服でもマナーを守って参加すれば大丈夫です。
学校説明会に出席するのは、緊張することかもしれません。
入学前に学校を見て、触れて、感じることができる機会はあまりないのでこの機会を大切にしましょう。
ただ、学校説明会は移動や時間もかかるので思ったより体力を使います。
やみくもに学校説明会に行くのではなく資料請求をするなどし、見学する学校を絞った方が効率的です。
通信制高校の一括資料請求サイトを利用すれば、学校のパンフレットはすぐに手に入れることができます。
そこから保護者の親目線、生徒の子供目線でそれぞれ学校説明会に参加するなんてこともいいですね。
一括資料請求をすれば直近の学校説明会の案内も同封されますので情報収集としてもおすすめです。
ぜひ、学校説明会を利用してあなたにぴったりの通信制高校が見つかりますように。
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資料請求は幅広くし、見学は絞っていくことをおすすめします!
※入力フォームに「電話NG」と記入すれば営業電話がかかってくる心配は一切なし
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ステップ1:通信制高校の本当のメリット
ステップ2:通信制高校に入るには
ステップ3:失敗しない通信制高校の選び方
ステップ4:通信制高校卒業後の進路
ステップ5:通信制高校のよくある質問
ステップ6:高校辞めたいあなたへ後悔しない選択肢