不登校で不安な気持ちになっているのは、不登校の子供本人だけではなく、親も一緒ですよね。
親はどんなことも我慢するのが当たり前だと思っていませんか?
自分を犠牲にすることが当然だと思っていませんか?
子供のためを思って熱心に調べ、専門家のアドバイスを聞いていると、親からするとこれまでの子育てを否定されたような気持ちになることもあるかもしれません。
専門家のアドバイスも大切ですが、不登校の子供を持つ親であるあなたの気持ちを吐き出して共感を求めることも悪いことではありません。
いくら一生懸命、隠したとしても親の不安や辛いという気持ちは不登校の子供にも伝わってしまいます。
親が不安や辛い気持ちを吐き出して心を穏やかにしていくことは悪いことではありません。
不登校の子供にとっても親が穏やかな気持ちでいることがプラスの効果をもたらすこともあります。
この記事では親の不安な気持ちを吐き出せるようにするための環境の作り方をお伝えしていきます。
当記事については、現在不登校傾向の生徒や学習障害の生徒の塾講師としてご活躍されている、ろん様に取材させていただきました。
ご自身の講師として保護者との関わり合いの中、またご自身の経験談としてお伝えさせていただきます。
不登校の親の気持ちは不安でいっぱい
親だって1人の人間です。
気持ちにフタをして、不安を我慢するばかりでは辛くなって当たり前です。
親だからこそ、1人の人間に戻る時間を作って我慢ばかりの日常から抜け出しましょう。
決して我慢をやめることは現実から逃げることではありません。
親の気持ちが変わると子供にも変化があることもあります。
親が前向きになると子供も前向きになることもあります。
次に不安や辛いとでてしまう言葉や行動についてまとめてみました。
親だって辛い。不登校の子供の言動で不安やイライラ
知らず知らずのうちに子供中心の生活をおくる中で、自分を追い詰めていませんか?
どんな感情にも悪いものはありません。
こんなことは思ってはいけない!と我慢していませんか?
例えば…
と言っていた子供が学校を休んだとき。
子供に裏切られた気持ちになっていませんか?
でも…
などと思っていませんか?
また、子供が学校に行かずに家でゲームをしている・漫画を読んでいるなどという状況にイライラしてしまうなんていうことはありませんか?
子供の言葉に期待をし、子供が有言実行しなかったときに悲しい気持ちや辛い気持ちになることは悪いことではありません。
子供が自宅で勉強以外のことをしていることにイライラしてしまう気持ちも悪いことではありません。
愛する子供の将来を考え、辛い気持ちになるのは当然とも言える感情です。
不登校の親でも気持ちを整理するために3つの心のケアを
子供が不登校になってしまったのは親のせいだと思っていませんか?
あなたの子育てが悪かったからではありません。
子供の心のケアは一緒にすごすことだけではありません。
子供の行動を観察し、記録することで学校などに相談をする際、スムーズにできるようにしておくことも大切なことです。
お互いに1人の時間をつくり、思考を整理する時間をつくることも必要な時間です。
カフェにこもりひたすら気持ちをノートに書く
私自身、1人でカフェに行って大好きなコーヒーを飲みながら、ノートに感情を書き綴る時間を作ったことによって、家族のことが原因で喧嘩になっていた問題がスムーズに解決に向かったことがありました。
感情に良いものも悪いものもありません。
しかし、不平不満や愚痴ばかりを人に伝えていては周りの人からの印象も悪くなってしまいます。
そこで自分だけの時間をつくり、自分だけの秘密のノートにひたすら気持ちを書き出すのです。
このノートは自分だけの秘密のノートにしましょう。
もし、誰かに見られてしまうかも?などという心配があるようなら…
チラシの裏などに書いて、気持ちをすっきりさせたらシュレッダーで誰にも見えないように処分してしまいましょう。
私はノートに気持ちを書き出すようになってからまずは自分の気持ちを受け止めてあげることができるようになりました。
同じ出来事を伝えるにしても、このワンクッションを置くおかげで、感情的になることがなく、問題解決に進んでいくことができます。
リフレッシュしたことによって、気分が解放され、相手の言葉にも耳を傾けやすくなりました。
この自分の時間を作る場所はカフェ以外にも好きな場所であればどこでも良いと思います。
ヒトカラをして子供とまた向き合える
私は塾講師の仕事もしています。
不登校傾向のある生徒の保護者の方と面談をしていると、「自分の感情が抑えられず、子供を怒鳴ってしまう。」というご相談がありました。
話を聞いていくうちに、保護者の方は子供最優先で子供中心の生活の中、ご自身のリフレッシュする時間は取れていないということがわかりました。
そこで、リフレッシュ方法を2人で考え、「ヒトカラしてみましょう」という運びになりました。
ヒトカラとはひとりカラオケの略で、ひとりでカラオケに行くことです。
カラオケは誰かと行かなきゃいけないもの、なんて思っていませんか?
カラオケには、ひとりで行っても大丈夫です。
カラオケボックスの中には、ヒトカラ用の部屋が用意されているお店がある場合もありますが、専用部屋がないお店でも対応してくれるのでご安心ください。
この面談後、ヒトカラするようになった不登校傾向のある生徒の保護者の方は、定期的にリフレッシュすることができるようになり、お子さんを怒鳴ることがなくなったとのお話を聞きました。
ヒトカラをするようになる前は、常に自分の気持ちでいっぱいいっぱいで、不安やイライラなど、ネガティブな気持ちでいっぱいだったそうです。
ヒトカラでリフレッシュするようになってからは、辛い気持ちが軽減され、お子さんともポジティブな気持ちで向き合えるようになったとのことです。
親も通信制高校というプロを頼り不登校の不安を解決しよう
あなたは1人ではありません。
周りには不登校のプロである専門家がたくさんいます。
親も周りを頼って不登校の不安を解決していきましょう。
例えば、今後、不登校の子供が高校進学をした際に、
という不安もありますよね。
不登校経験者の生徒も見ている通信制高校ではカウンセリング資格を持っている先生がいる学校もあります。
カウンセリング資格を持っている先生は勉強面だけではありません。
心のケアにも取り組んでくれるので、不登校になった原因と一緒に向き合って、自分で問題を解決していけるきっかけをつくってくれることもあります。
通信制高校では担任の先生以外にも、スクールカウンセラー・ソーシャルワーカー・特別支援教育コーディネーターなどが配置されている学校もあります。
子供が直接相談するだけではなく、親も相談できる場合があります。
親も不登校の不安を24時間隠さなくて良いのです。
プロに相談して、不安な気持ちを吐き出し、我慢することを減らしていきましょう。
親の不安は子供に伝わる!だからこそ我慢しない
親子関係は一生続くからこそ親の心のケアも大切です。
不登校の子供は自由に生きているように見えることもあります。
そんな中、親ばかりが我慢していると感じ、イライラする・腹が立つのはあなたが頑張りすぎている証拠です。
親の前向きな気持ちは子供にも伝わります。
あなたが前向きになると、子供も前向きになることがあります。
あなたの周りにも頼れる人はいます。
周りの人を頼って、親も我慢しない選択をして、周りの人と一緒に不安を解消していきましょう。
周りを頼り、不安を解消していく中で、さらに、親も1人の時間を作るとリフレッシュできます。
ぜひ、自分だけの時間を作ってリフレッシュしてみてください。
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