体験談 PR

【夢がないから不登校】保護者が子供に効果的な寄り添い方法

【夢がないから不登校】保護者が子供に効果的な寄り添い方法
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

当記事は、夢がなく不登校になってしまった子供へ効果のあった寄り添い方法についてお伝えします

中学校や高校では何かと「夢を持て」と言われます。

子供の時の夢を叶えられた大人って、実際にどれだけいるのでしょう。

これは解答の1つですが、叶えられない夢で挫折を味わうくらいなら、はじめから夢は持たなくても良い、と私は思います。

夢が大きすぎて現実逃避をするためなら、不確定な未来より実際に起きた過去に目を向けることも大切です。

このお話は、Bさんの息子の高校時のエピソードとなります。

夢がなくて不登校になった息子

保護者Bさん
保護者Bさん
自身の夢を描けなかった息子は、皆に付いて行くことが出来ず一時期不登校になりましたが、自我が芽生えたことで、夢を持たなくても前向きに生きられるようになりました。

そう語るBさんに、お子様の不登校経験談をききました。

そもそも子供が通っていたのは、お受験を経て入学出来るエスカレーター式の学校でした。

他の子と比べ、私の息子にはそれなりに引けを取らない生活をさせていたつもりだったのですが、クラスの中でいつしか息子は浮いた存在になっていました。

高校に上がる頃には、中学時からの顔見知りばかりで、誰がどの親の子供なのか保護者は全員知っていました。

そんな中、息子の異変を教えてくれたのは妻のママ友でした。

そのママ友は言い辛かったと思うのですが、息子は学校に行ってもずっと保健室に居たらしく、クラスメイトからはズル休みとからかわれていました。

心配した私は息子に保健室登校になっている理由を聞いたのですが、具合が悪いわけではないとだけ言われ、不登校の原因がわかりませんでした。

ただ、何で中高一貫の学校に行っているのか、しかも家から遠く授業料も高い学校に行っている意味がわからないと言われました。

私としては将来のことを考慮しての決断だったのですが、息子にはそれが理解できませんでいした。

クラスメイトはその学校に行った先の夢を持っているのに、息子は夢どころか現在の居場所さえ危うい状態だったのです。

学校に夢は必要ないと感じた出来事

保護者Bさん
保護者Bさん
子供の頃の夢なんてかなっている人のほうが少ないって気づいた出来事がありました

子供の高校の不登校問題は、夫婦にとっても出口の無い迷宮に迷い込んだようで、親としては息子を1人にすることが出来ませんでした。

元々私が通っていたのもエスカレーター式で進学できる一貫校でした。

そこで友達になった者とは大人になっても今でも交流があり、ひょんなことでクラス会に不登校の息子を連れて行きました。

不登校の息子を連れて行くことは事前に連絡してあったので、子育て経験のある友人らは息子の不登校には一切触れませんでした。

当たり障りのない話をしていると、自分に気を遣っていると悟った息子は、自ら「自分は夢が持てないから学校に行っていない」と告白しました。

一瞬、場は静まったのですが、友人の1人が当時の夢と今の仕事について一人ずつ紹介してくれました。

するとどうでしょう。

クラス会に参加した中に当時の夢を叶えたものは誰もいませんでした。

地元では名門といわれる学校を卒業しても、子供の時の夢を叶えられたのはとても難しいことだった・

そのことを知った息子は、知らぬ間に担がされていた肩の荷を下ろすことができたのです。

-スポンサーリンク-

子供は夢を持つと親は喜ぶと思い演じるもの

子供は、心のどこかで親を喜ばしたいと思っているものです。

振り返ると息子が幼かった時、他の子供はゲームに夢中でしたが、息子は本に夢中でした。

その時から、親に褒められるために読みたくない本を読んでいたのかと思い、申し訳ない気持ちになりました。

息子は、高校に入り学校では夢を持たなければいけないというプレッシャーを感じていました。

夢があることで、親も喜んでくれるだろうと思っているからです。

息子が不登校の時、家に居る時間で親子で話し合いをし、夢を無理に持つことはないこと、やりたいことをやってみること、を決めました。

それから息子は「僕には歴史が性に合うだけのこと」と言って、歴史の本ばかり読むようになりました。

未来に夢を持つことが出来ても、過去に夢を持つことは出来ないと思っていたのは私の勝手でした。

息子は、その後学校に行けるようになり、歴史を学びたいという気持ちが高まり大学へ進学しました。

だるま室長
だるま室長
Bさん、貴重な体験談、ありがとうございました

最後に

通信制高校の入学相談で、部活動のケガでスポーツを断念し、通学意欲がなくなったという似たようなケースの話もよく受けました。

中高生にとっては、0か100か。

その中間の選択は多感な年代には難しい判断です。

夢があることは素晴らしく、その夢をサポートすることも大切です。

夢がなくても社会で活躍している人は沢山いるという現実を、大人がいかに寄り添うかも大切です。

今回お話をしていただいたBさんも、同じようなきっかけで息子さんが高校への意欲ができました。

もし、同じような悩みを抱えている方がいたら、参考にしてみてください。

だるま室長
だるま室長
もし、学校への意欲が出てきたのに以前の友達関係に戻れるか不安…であれば、通信制高校でリスタートすることもできますからね!