将来は声優になりたいけど、親に反対されると思うと親に言えない。
声優になりたい中学生や高校生なら、親に認めてほしいけど不安だと感じている人が多いでしょう。
もし声優になりたいと親に言えないときの対処法や、親に反対されたときの説得方法があれば試してみたいと思いませんか?
私は声優コースのある通信制高校で、入学相談をしていました。
毎年同じように親の反対で入学できない生徒もいれば、親に認めてもらい入学した生徒もいたので、どうして親を説得できたかについてもヒアリングし記事にしました。
声優になりたいと親に言えないときに、ぜひ試してほしい内容となります。
どうして声優になりたいと親に言えないのか
- 親に反対されるに決まっているから
- 金銭面で親に負担をかけるから
- 声優になれる自信がない
そもそも、どうして声優になりたいということを親に言えないのでしょうか。
多くは、声優になりたいといったら確実に親に反対されるに違いないと思っているからです。
では、なぜ親に反対されると思うのでしょうか。
それは、声優になるには時間とお金がかかり、親の金銭的負担が大きいと思うからです。
そして根底にある理由は、本人も親もお金と時間をかけても声優業界で活躍できるのは本当に一握りだと知っているから。
狭き門だからこそ自分にできるか不安、なれるかわからないのに親に言ったら反対されると思ってしまうのも無理ありません。
でも、自分を信じなければ声優にはなれませんし、親も応援してくれません。
以下の内容は、自分は声優になりたいと本気で思う人により詳しくご覧頂きたいです。
ぜひ、自分が本当に声優になりたいのか今一度よく考えてみてください。
声優になりたいのに親が反対する理由
- 子供の将来が心配
- 不安定な職業
- お金がかかる
- 失敗してほしくない
- 実家を継いでほしい
- 世間体
声優になりたいのに親が反対するのは、子供の将来を不安に思っているからです。
親というものは子供のことを一番に信じている反面、子供のことが心配でなりません。
もし声優という不安定かつ厳しい仕事に挑戦したいと言われたら、親としては安定した仕事について幸せになってほしいと願うものです。
それ以外にも、お金がかかるとか、自営業なら継いでほしいと思っている親もいます。
それで諦めてくれたら話が早いと、思っているかもしれません。
なかには不安定な仕事だけあって、世間体を気にするような家庭もあります。
「声優って2次元キャラでしょ、そんなの認めないって」声優がどんな職業なのか知らない親は、こう思っているかもしれません。
この場合は声優という職業について調べ、親に伝えていきましょう。
何度でも言いますが、親はあなたのことをとても大事に思って反対しています。
その気持ちはぜひ理解してほしいし、理解して以下の対処法をしていくことが大切だということをご承知おきください。
声優になりたいとを親に言えないときの対処法
声優を目指したいけど、上記のような親の反対が想定される場合のために、予め対処法を施していきましょう。
ポイントは、自分が本気ということを示せるような行動を起こすことです。
声優養成所や専門学校の資料請求する
声優になるまでの知識がなければ、親に言っても反対されるだけです。
声優にはどうしたらなれるのか、声優養成所や専門学校に資料請求し自分で調べましょう。
資料には声優になるにはどうしたらいいかをはじめ、どんな授業があり、オーディションがあり、デビューまでどんなサポートをしてくれるか詳しく書いてあります。
卒業生の進路実績なども書いてあるので、卒業後のイメージもしやすいでしょう。
声優になりたいけどどれくらいの期間でなれるかわからなければ、親も不安です。
「どうしてなりたいのか?」「どうしたらなれるのか?」ということを、自分の口で説明できるように資料を見て学んでみましょう。
資料請求し、自発的に調べていることで、親も「本気かな」と感じてもらえます。
声優の専門学校なら、『ヒューマンアカデミ』の資料請求がおすすめです。
- 少人数制クラス
- 現役プロ講師から直接指導
- 高い進路決定率
- 夜間クラスもあり在学中でも通える
- 15都道府県で19校あり地元から通える
卒業者数33,795名の専門校だけあり進路実績も豊富で、将来の学びになることは違いありません。
声優の近道になりそうなことを始める
声優は声の役者です。
声だけで演技をするのは難しく、日頃から演技に磨きをかけていないと声だけで演技できません。
もし学校に演劇部などがあれば、積極的に演技を学べる環境に入っていきましょう。
演劇のサークルや、劇団などに入ってみるのもよいでしょう。
声優の練習と言えばアフレコ。
マイクや録音できる機材(はじめのうちはスマホの録音機能など)を使用して、練習しましょう。
自発的に始めることで、親には「やる気がある」と思ってもらえる効果的な一面もあります。
声優になりたいのは一過性のものではないということを、挑戦や練習でうまくアピールしましょう。
声優を目指したいけど反対する親を説得する方法
声優を目指すために自発的に行動し密かなアピールができ、いざ親と話したのに猛反対。
そんなことにならないよう、ここでは、反対する親を説得する方法を紹介します。
覚悟を伝え理解してもらう
まずは、自分の覚悟をしっかりと親に伝えましょう。
親は子供の将来を心配するものなので、不安や心配を替えられるような言葉を持っていることが必要です。
- なぜ声優になりたいのか?→理由となり方
- 声優になってどうなりたいのか→理想的な夢と現実的な夢
- 不安定な職業→安定するための具体案
親が不安に思って子供に投げかける質問を想定してみました。
これらの質問に対し、理由や具体的な案が子供から返ってこなかったらどう思うでしょう。
やはり、それくらいのことしか考えていないから心配なんだよと言われてしまいます。
反対に、親が思っている不安に向き合い理由や覚悟をしっかりと伝えることができれば、家族の印象も変わります。
あなたも親も、声優がきびしい業界だと知っています。
厳しい業界だからこそ親はその不安から反対するということを頭に置き、自分の言葉で熱意をもって覚悟を伝えましょう。
期限を決めて挑戦させてもらう
反対する親には期限を決めることも効果的です。
理由は、親は子供の将来を心配するものなので、いつまで夢に挑戦するか決めることで安心できるからです。
例えば、中学生や高校生から声優を目指し、40歳にもなって自分で生計も立てず夢ばかり見ていたら、親も不安で仕方ありません。
お互いに決めた期間を作ることで、親もその期間は子供の夢を応援してもいいかなと思ってもらいやすくなります。
期限を決められた側にも、タイムリミットを設けることでダラダラと声優を目指すことはなくなるという利点もあります。
期限・期間を決めることは説得に向いている方法のひとつです。
声優になれなかったときのことを決めておく
夢も応援したいけど、現実的な安心も欲しくて反対するのが親です。
覚悟を伝え期限を決めても不安から反対する親には、声優になれなかったときのことも話して説得しましょう。
声優養成所の卒業生一覧には、声優はもちろんそれ以外の職業に就いている人も多数存在しています。
例えばテーマパークやハウジングセンターなどのキャラクターショーで活躍するお姉さんや百貨店などのアナウンス係など、声を使った仕事は想像するだけでも意外と多いです。
アニメに関わるなら、アニメ制作会社やアニメライブイベント会社もあります。
もちろん夢は声優、ですが声優になれなかったときの現実的な仕事を調べ、お互いに話し合うことで安心してもらうひと材料にしましょう。
よくある親の反対には予め対策をしておく
声優になりたいと伝えたときの、よくある親の反対意見があります。
それぞれ対策した意見を持っていれば、親も前向きに理解してもらえるかもしれません。
なれなかったらどうする・なれない可能性が高い
- 挑戦する期限を決める
- 未達成ならどうするか決める
- 現実的な将来について話し合う
声優業界は狭き門ということは、親子共に理解しているはずなので何年まで挑戦するのか年齢制限を設け、そこまで全力で挑戦したいと伝えましょう。
もちろん縁あって声優になれても、デビュー=ゴールではありません。
デビューできても、声優に所属になれなかったとしてもその時に期限が来たらどうするかを決め、自分から提案しましょう。
現実的な仕事(声を使った仕事、声優に携わった業界での仕事)など、ダメだった場合の仕事を考えているのといないのでは、説得力も違います。
うちにはお金がない
声優養成所に通ううえで、最も可能性が高い断り文句がお金です。
お金の面で言えば、自分で稼いで行けば許してもらえるか確認していきましょう。
高校生以上になれば、奨学金制度などを利用しアルバイトで稼ぎながら学校に通うこともできる年齢です。
そのうえで大切なのは計画性。
声優養成所の学費だけでなく、交通費やその他かかる費用も調べておかなければいけません。
アルバイト先の検討や収入のうち学費を支払っていく方法など、紙に書いてプレゼンテーションできれば尚良しです。
あなたのことを考えて言ってるの
子供の心配をするあまり、狭き業界の声優に反対する親も多いはずです。
自分でも一握りの人しかなれないと理解して説得したのに親の反対が強いと、こちらもイライラしてしまい口論になってしまっては取り返しがつきません。
もし、親の言うことに反論したい場合は、イエスバット法を使いましょう。
イエスバット法は相手の意見を肯定したあと、否定する話法です。
相手する上で気分を害さず反論を伝えることができます。
「あなたのことが心配だ」と言われたら、まずは「そうだよね、ありがとう」と親の気持ちを肯定してみてください。
その後、「でもね…」と続ければ、最初から反論するよりもやわらいだ印象で伝わります。
私は声優コースのある通信制高校で、毎年入学相談を受けていました。
実際、親に反対されたけど説得して入学し声優のことを学んだ生徒もいました。
こちらの記事をご覧頂くことで、より具体的に説得イメージができます。
ぜひ、参考にご覧ください。
それでも親に反対されたら長い目で挑戦する
それでも親に声優になることを反対する場合も当然あります。
その場合は、進学もしくは就職するという選択肢になります。
ただ、声優になることを諦める必要はありません。
高校や大学に通いながら、声優について学ぶことはできます。
就職後でも、声優養成所の夜間コースや週末コースで声優を目指す方法もあります。
声優という職業に、年齢制限はありません。
もちろん若ければ吸収力や伸びしろという期待値が大きいですが、社会経験を経た挑戦では常識やマナーなどが備わっているという利点もあります。
いま親に反対されてからと言って諦めてしまうことが一番よくありません。
大学に通いながら専門学校に通う道を検討してみたり、1人で生計を立てれるほど自立した状態で声優養成所へチャレンジしたりするのも遅くはありません。
長い目で見て声優になりたいという目標に向け、挑戦していきましょう。
まとめ
以上をまとめます。
- 親に言えない理由を考える
- 親が反対する理由を理解する
- 親に言えるように行動する
- 熱意と知識をもって説得する
- 長期的に目標を立て行動する
何度でも言いますが、声優は狭き門だからこそ親は子供のことが心配で反対しています。
決して将来を否定しているわけでもありませんし、あなたのことが嫌いで言っているわけででもありません。
だからこそ、あなたの本気度や知識や情報など熱意をもって伝えれば響くはずです。
親だからこそ、子供の夢を応援したいと思うのものです。
そんな声優への道を応援し、声優学校に進学することを応援してくれた親の体験談も別記事でお伝えしています。
夢を持った子供に対して親はこんな風に思っているんだということも分かりますので、ぜひご覧になってください。